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ナンバ走り (光文社新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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応用の効く古武術 ★★★★★
 ナンバ走り。皆さんも、どこかで耳にしたことがあるだろう。甲野善紀が提唱する古武術の動きである。元巨人の桑田や、陸上の末続慎吾が取り入れた身体の使い方だ。桑田はその後、タイトルを獲得し、末続は銅メダルを取った。
 ナンバの動きは、常識を超えた動きを可能にする。例えば、バスケットにおいて、振りかぶらなくても速いパスが出せるようになるのである。こういった動きは、いろいろなスポーツに応用できるだけでなく、日常生活にも使える。読んでいて気がつくのは、ナンバの身体の使い方というのは意識が非常に重要になるということだ。たとえば、左右の「骨盤を交互に引っぱる」ようにして走るとか、肩の骨を分離するとかいったことである。かなり個人の感覚に依存し、外からは分かりにくい。普段私たちが意識しない感覚を使っている。だが、一流のアスリートは無意識に古武術的な体の動きをしているらしい。たとえばイチローがそうである。古武術で「井桁崩し」と言われる身体操作をすることにより、よりヒットを打ちやすくしている。彼自身はそんな技は知らないだろう。しかし、理想のバッティングフォームを求め続けて試行錯誤をしてきた末に、より合理的な体の使い方(井桁崩し)にたどり着いたとも考えられるのである。ものごとを追求していくと、その究極は案外似ていたりするものだ。これもそのひとつの例と言っていいだろう。
 全体的に、いろいろなスポーツを取り上げながら、古武術との共通点などを分析しており、スポーツ好きには興味深い内容となっている。

冷静に読むとごく常識的な人間工学か ★★★★★
陸上の末續選手の活躍などで一躍脚光を浴びることとなったナンバ走り。
話題になった頃は手足の連動性の点だけが強調されてましたが、こうやってブームが去って読み直してみると、結構常識的な記述が多い気がします。
色々なスポーツのフォーム分析などに応用できそうです。ただ、表現や身体の部位に難しい言葉が多用されてたので、十分に理解できたか心もとないのが難点か。
実用しております ★★★★★
私は長い間バスケットボールのコーチをやっており、去年より導入しております。今年は、去年よりも成績が良く、生徒たちの動きも良くなりました。ビデオも参考にしながら、生徒たちと日々精進しております。
たまには運動でも ★★★★☆
本ばかり読んでいては体がなまるので、たまにはこんな本も。
陸上短距離の末続選手で結構知られるようになったこの言葉ですが、
走る時には前に出す脚と同じ側の腕を前に出すというもの。
普通は反対側なのですが、これでは体が余分にねじれて、
出力を損なうという考え方です。
私は走るのは苦手なので、とりあえずナンバ歩きの方を練習しようと

思います。
写真が多く使ってあり、色んな体の使い方があるものだと感心します。
ドジャースの野茂投手の場合、体をねじっているのでなく、
関節を折り畳んでいるという解説も面白いです。

名選手の動きには通じるものがある ★★★★☆
古武術の動きをスポーツに展開した意欲策でありましょう。
長嶋さんのフルチンの話もあり、関心させられます。
甲野氏の「ざっ」とか長嶋さんの「パン」とか短い撥音的な感覚なんですね。
千代の富士の何故この体勢から力士を返せるのか?!に通じるものがあります。
星1つ落としたのは、写真自体にコメント(引き出し)を入れて欲しかった。

小魚の群れが一瞬で方向転換するような方向性を。