少々苦しい
★☆☆☆☆
著者略歴でオウム事件以後、子どもや若者に関心をもったという著者の講演集である。
講演口調のためか意図がとりづらい表現も少なくない。
文化現象の説明として持ち出される例にしても、足立区という特殊な地域の危険性をもとに
20代、30代のサラリーマンには催涙スプレーな護身具をもっているものがたくさんいるだとか
エヴァンゲリオンがわかるかどうかで新人類以下かその上の世代かわかるかどうかなど
かなり苦しい。昭和初期から比べ犯罪が減少したことについても
テレビでそれらの犯罪がとりあげられたことで増加したなどというよくわからない記述もある。
若い論者たちの論文を読み込み、なんとかそれだけで語ろうとした老人のドキュメントといえようか。
さすが中西新太郎
★★★★★
ヘーゲルをヘーゲル以上に難しく説明することで有名な中西先生の著書です。
わかりにくいと言われる表現は正直言って少しでも専門書に慣れている人だと問題ないレベルです。
下手に社会をこうだと断定して満足している本に比べたら断然信用ができ、面白いと思います。
勉強になりました。
★★★★★
社会の変化から、若者像の変化を読み解いていく
論理的でおもしろい良書です。
教育学に興味のある方はもちろん、
巷に溢れる若者論を冷静に見つめなおしたいという方に、
ぜひおすすめです。
この方の文章は、独特で一部読みにくい箇所もありますが、
一読の価値があります。
おかしなこじつけが多いんだけど難しい言い回しで誤魔化してる
★☆☆☆☆
若者を理解しようとして頭こんがらがっちゃったおじさんの書いた本です。
今の若者たちに何が起こっているのか
★★★★★
今の若者たちに何が起こっているのかよくわかりました。
時代の流れとしてしょうがないのだなぁと思いました。
悪いのは若者たちではない。
大人のほうなんだなぁと思いました。