ＴＶ番組内で、森尾由美さんが紹介しているのを見て即購入。

三六九とは、三歳、六歳、九歳のこと。
年齢に合わせた、子育て方法を実践した、江戸しぐさの本。
とても易しい文章で、字体も大きいので、一気に読める。
かわいいイラストにも好感がもてる。

江戸しぐさとは
三つ心　三歳までは心を育む
六つ躾　六歳までは手取り足取り大人の真似をさせる
九つ言葉　九歳になったら、自分の言葉で挨拶を
十二文、十五理で末決まる　江戸の養育の最終段階
江戸寺子屋とは

江戸時代、成長段階に応じた時期での養育法が大切だと考えられており、躾も最適なタイミングを逃しては身につかないのは、現代にも通じるところ。親や周りの大人たちが手本となり、町ぐるみで子どもを育てていこうとしたところがポイント。
現代では『町ぐるみ』『地域ぐるみ』での子育ては困難かもしれない。
しかし。子どもとは、親の言うとおりには育たず、親のしたとおりになるもの。口で言うばかりでなく、お手本となることが大切であると、親が気づくことが大事。まずは反省し、自分の行いを正すことから始めたい。