アレンジの勝利!
★★★★★
粒揃いの楽曲とそれを支えるアレンジが素晴らしい!西脇氏のアレンジはホーンセクションやピアノ、パーカッションが比較的ごちゃごちゃしているのだが、シンプルなアレンジよりも彼女の声とのバランスが良く、ラテンやフュージョン的なサウンドが決して邪魔にならない不思議さ。谷村の自作曲と西脇の提供曲が半々のバランスもよく、間違いなく彼女のアルバムの中では一番出来がいい。次の『愛は元気です。』までは「半アイドル(谷村本人談)谷村有美」を堪能出来る。とりわけこのアルバムが聴きやすい。
ひさびさに
★★★★☆
久々に引っ張り出して聞いてみましたが、このピンクノイズ系のヴォイスは谷村さんだけでしたね。
最近になって、似たような歌い方をしている人がいましたが、当時の谷村さんには敵いませんね。
PRISMは谷村さんを知って初めて買ったアルバムで、今聞くと懐かしさ一杯です。
今さらだが・・・
★★★★★
中古ショップで何気にCDコーナーの『た』行のアーティストの谷村有美さんのコーナーで見かけ『そういえばCD全部持ってたよなぁ』とか思い、久しぶりに倉庫から取り出し聴いてみましたが、当時谷村さんが出演してたTVやラジオ番組をテープやカセットに録画録音してた頃を懐かしく思いながら聴きました。谷村さんの中ではこの『PRISM』が1番の作品ではないかと思います。当時の雑誌『FMステーション』の譲って下さいコーナーでは5000円くらいで取引されていましたが、今ではブックオフで250円!プレミアCDになると思っていたんですが予想外でした。
クリスタルボイスが輝く谷村有美の傑作
★★★★★
90年代の影の名盤と言えるこの「PRISM」。谷村有美は4オクターブのとても澄んだ聴き心地のいい声の持ち主で、おやすみミュージックには最適と言えます。癒し系と言ってもいいかもしれない。
インパクトがあったのが、(6)「シンデレラの勇気」のシンセドラムの軽快さと、このアルバムのハイライトの(9)「つばめに逢える頃に」の壮大なシンセとストリングスのドラマチックさです。
(10)「ひとつぶの涙」もアコースティック・ギターとピアノのアンサンブルが見事で独特の叙情味を出していて、この曲を最後に持ってくるあたりは心憎いですね。
こんな素晴らしいアルバムが今や中古で限定版でも250円くらいで手に入ってしまう。つくづくCDっていうものも中身の良さと値段が比例しないことが多いと思います。
谷村有美のアルバムの中では思い入れ度で2ndアルバム「Face」完成度の高さではこの「PRISM」ですね。
佳曲ぞろい
★★★★☆
中古CDがなんとまあ、廉価ですこと!これでたくさんの人に聞いてもらえるならファンとしては喜ぶべきなのかもしれませんけど、、、、、、、。
後世に残る名曲はないかもしれないけれど、はずれの曲がありません。本当に佳作ぞろい。あとは彼女の独特の声が好きか嫌いかの問題だと思います。
このころから歌唱法が比較的安定してきて、しかもかなり複雑且つ完成されたアレンジがなされており、アルバムとしてのまとまりがとても良いと思います。「愛は元気です」と並び、良い意味でのB級アイドル谷村のひとつの頂点だったと思っています。しかし「6月の雨」は聴くのと歌うのでは大違いの、たいへん難しい歌ですね。