ハナモゲラ語は手段か目的か
★★☆☆☆
M14をラジオで聴いて、おお、これはスゴいとアルバムを購入。ところが曲らしい曲はあと数曲で大半がコント。
これが・・・一つも笑えない。ハナモゲラ語やインチキ外国語を使って面白い事をしてほしいのに、
「いや、これそのものが笑えるでしょ?」という内容だから、何だか出落ちの芸を延々と聴かされている気分になる。
結局、その見事な芸や豊富な知識が曲なり、コントなりのクオリティにきちんと貢献しているのは前述のM14と、後はM3,15位というのが
正直な感想。
付記:自分は何かにつけてコンプレックスを丸出しにしてしまう昔のタモリより、脱力しきった末に無我の境地に至ったかのような今のタモリの方がずっと好きだ。
電車の中では視聴禁止!!
★★★★★
初めて聞いたのが電車の中でした。あまりに可笑しくて車内で噴出しそうだったので
即、聞くのをやめてしまいました。コレは電車の中では聞いてはいけませんね。
自宅のオーディオで笑い転げてください。名盤といわれるのも納得です。
とにかく徹底した作品で、もうこういう作品は生まれないでしょう。
「3」もあるらしいですが、リリースは難しそうです。残念でなりません。なんとか
クリアして発売してほしいです。
もうひとつ残念なのは、「ブラジャー・ミシン」のCMの一部、「ワンカップ」が
綺麗にカットされてるそうで、残念ですが、仕方ないです。
とにかく、聞いてほしいです。 紙ジャケはお宝です。
もし今、コレをタモリさんが再録音したら・・?いや、タモリさんなら、色あせず
より、深みのある声で再現できると思います。
「タモリ3」・・いつかきっとCD化されるのを願っています。
天才なんでしょう、やっぱり
★★★★★
タモリさんのネタには言葉遊び的なものが多く、それはボキャ天やらタモリ倶楽部の空耳アワーにもつながっていると思われます。
ハナモゲラ語なんていうのは言語学的にも面白く、ある意味「言葉」というものを笑い飛ばしている、という見方もできますね。
このCDに収められているネタはどれも好きですが、ハナモゲラ語での演歌熱唱は思わず吹き出さずにはいられない。
あと、昼の憩いネタもいいですねえ。
電車の中で聴くのはやめたほうがよさそうです。
初めて聞いても何かこれ知ってる感
★★★★★
関西のギリギリ若手芸人さん(M1で優勝したこともある)がある情報誌(関西版)に連載していたコーナーの中で、『タモさんは料理がうまいおじさんってだけで一体全体何がおもしろいのか僕には分からない』ってな事を書いていらしたのを見た時にものすご〜く悔しかったんですが、彼は「タモリ」「タモリ2」を聞いて(おそらく聞いたでしょう)彼が生まれる前にタモリがしていた事が原型となっている笑いのパターンやシュチュエーションがどれだけ多いかを、そしてその焼き直しを新しい事をしていると思いながらやっている芸人さんがどれだけ多いかを初めて知って愕然としたのではないでしょうか。
お笑い好きな方はたったCD2枚だけで『なんや、たいがいタモリがやってたんや」ってビックリする事請け合いです。
タモリをタモさんとお呼び/お思いの方は是非っ!
芸人の真髄だー
★★★★★
待ちに待ったというか、まさか復刻されるとは思わなかった、オジサン泣かせの名盤。
お笑いブームとかなんとかいわれているが、そんなのより、絶対タモリのほうが上。
芸というのはねー。ま、こんなんだよねー。
あとは、「戦後日本歌謡史」を待つばかり。