オープニングタイトル曲のChuck Rainey&Harvey Masonのコンビネーションがもうとにかくカッコいい！
思わず自宅でベースを弾いちゃいました。
音源本来の性質上詳しいミュージシャン・クレジットが無いのはしょうがないですが、まあ好きな人ならわかるでしょうね。
こうやって聴くと通常のポップスやインストアルバムで聴く彼らとは当然肌合いが違った感じがしながらも所々ちゃんと
本人の名刺代わりサウンドが出てしまうところなどは正に「これぞ職人！」って感じです。
Lalo schifrinのスコアの良さは私が改めて言う必要は無いでしょうが、Ｂ級の予算枠ながら、と、言っても
日本のそれとは桁違いな額なのですが、細かい部分までしっかり作り込む部分なんかはやっぱり日本と欧米の
文化的な物に対する土壌の違いを感じさせてくれます。
しかし昔から好きだった映画の劇伴を単体で聞けるとは本当に嬉しい。

誰がこの映画のオリジナルサウンドトラック盤発売を予想したでしょうか？

Ｌシフリン御大は、最近自分のレーベルから昔の名作（自身の作曲作品）を再演奏したアルバムをシリーズ化しているので、今回のそのパターンかと思いきや、何と３３年前のマスターテープ起し！映画開始からエンディングまで、バッチリ映画そのまま、いやそれ以上の音源満載です。銀行強盗シーンのホットドッグ屋のＢＧＭや強盗のカーラジオから流れるボーカル曲（ちゃんと１コーラス、楽曲として成立している！）、アウトテイクも入って、言うこと無し。
このテープが存在していた以上、次は同じワーナー映画である「ブリット」のオリジナルテープによるアルバム（３度目の正直）を期待！