前作よりも面白い!
★★★★★
前作も面白く読みましたが、この続篇に比べると「まずは作ったことに価値がある」という感じです。今回は、取材される側も、取材する側も、ロマンポルノに近づくスタンスというか感覚みたいなものをつかんだ感じで、インタビューも解説も、前回より踏み込めていると思います。やはりこれは、ロマンポルノという世界に誇るべきプログラムピクチュアが、今までいかに映画史上で放置されてきたか、ということの証明でしょう。みんな、ロマンポルノと再び向き合う準備が出来てなかったんでしょうね。この本、予定ではあと3冊出ることになっていて楽しみなんだけど、本当に大丈夫だろうか? この版元がこうした書籍を出したことは賞賛に値するけど、宣伝とかが全くされてないように思えるのだけど。もったいない。担当者の方、頑張って下さいね!