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ヴィヴァルディ:四季

価格: ¥1,500
カテゴリ: CD
ブランド: TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)
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これまでの常識を覆した名演! ★★★★★
 「四季」と言えば、必ず出てくるのが「イ・ムジチ」である。確かに59年の録音があったお陰で「クラシック・ファン」が増えたのは、大きな業績です。しかし、いつまでも「名盤の誉れ高い」では無くなった!この演奏の第1曲目から聴いたら、鳥肌が立つ演奏とは、こうゆう物か!とスピーカーの前で微動だにできない。彼女のソロは勿論、バックの合奏も強い前進力で心の中に入り込んでくる。全曲終わってからの彼女の解説が聴けるのは「日本盤」と「韓国盤」だけとのこと。日本に生まれてきて良かった!無論解説は日本語で無いので、日本語訳が丁寧にジャケットに書かれている。
いまも漢江は凍りますか? ★★★★★
ヴィヴァルディの『四季』は、フェリックス・アーヨ&イ・ムジチ以来、いろいろと聴いてきたが、やはりチョン・キョンファは別格中の別格だ。このディスクの最後に入っているチョン自身のナレートと演奏による描写音楽的な作品紹介は、チョン自身の本編演奏をよい意味で裏切っている。純然たる「音楽」! 純音楽の極みがここにはある。「春」の冒頭からまるで違う。カルミニョーラとかビオンディとかも面白がって聴いていたが、あれらはすぐに飽きがくる。

ところがその本編演奏にも増して感動的なのが、先に触れたチョン自身による作品紹介なのだ。春から冬まで全楽章を、主なフレーズごとに弾きながら紹介してゆく。
冬の第3楽章。あの荒々しいアレグロでチョンは話し出す。

「最近も漢江は凍りますか?」と。美しいハングルの響きとチョン・キョンファのやさしげな声。ほとんど涙ぐんでしまう。この稀代の天才ヴァイオリニストは、何を思うのか?
今はドイツに住んでいるのだろうか?

評者は『四季』とバッハの「シャコンヌ」などで構成されたチョンのコンサートに接したことがあるが、前者は勿論素晴らしいが、後者の世界の空気が変わるような崇高さを忘れられない。