ファンブック
★★★☆☆
桜庭一樹のファンブック。書き下ろしの小説がどっさりなんてことを期待して買うものではない。
だけれども、桜庭一樹さんはかなりの読書家とのことで、書籍内でオススメの本を紹介してくれているしたまに簡単な感想も載っていたりする。しかも紹介してくれる本がこれまたなかなかの良書揃いだったりするうえ、紹介してもらわないと一生読まなかっただろうという本ばかりなので意外に面白い。
著者の今まで書いた作品について解説と書評が載っているので、著者自身の言葉も合わせて読むことが出来る。二、三冊でも彼女の作品で面白いと思うものがあったなら読んでみれば良い。
ファンの人にお勧め
★★★★☆
桜庭一樹という作家の書いた本を読んで、もっと著者のことを知りたいと思った人にお薦めしたい。
著者自身へのインタビュー記事からは桜庭一樹の文学についてのこだわりや目指すもの。
また編集者などの第三者視点からの桜庭一樹像などもあって面白い。
隅から隅まで桜庭一樹のための本。ファンの方には是非読んでもらいたい一冊。
まるごと「桜庭一樹」の本
★★★★☆
インタビューや作品紹介、用語集に
楽しい担当編集者たちの対談まで
てんこ盛りに詰め込んだまるごと「桜庭一樹」の本。
非常に気になっていた作家だけに
直木賞受賞を期にこのような本が出てくれたことを
幸せに感じる。