愛聴盤です。
★★★★★
これもレビュー見て買いました。大正解!りパッティのがあまりに録音が悪すぎるので探してました。レビューされた方も言っておられますが、選曲が絶妙です。りパッティの選んだ並びでしょうか・・・(レビューされた方々、ありがとうございました。)
驚くべき名演。「諸君、帽子を脱ぎたまえ」です。
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颯爽としたテンポでショパンの多様なワルツの諸相を鮮やかに弾いてのけた驚くべき名演奏です。
「雪国の音楽好き」さんが書いておられるように彼女は(白血病で33歳で亡くなったルーマニア生まれの天才ピアニスト)ディヌ・リパッティの(病気と闘いながら録音したという)名演盤に倣った曲順で弾いていますが、ショパンの(通常良く弾かれる)14曲のワルツが、あたかも「一つの作品」(24の前奏曲集のような)であるかのような錯覚?を起こさせるほどです。
タッチの素晴らしさ、魅力的で表情豊かなフレージング、絶妙なペダリング。そして何よりも舞曲的リズム感の素晴らしさ。
文句なしの名演奏です。
新鮮な演奏
★★★★★
とってもパンチと生気に富んだ、でも切ない情感もたっぷりある新鮮な
演奏。私はワルツの何曲かを練習している時、いつもかけっ放しで聞い
ていました。演奏曲順は伝説的なリパッティの演奏順に添っているとの
こと。リパッティの演奏は今更私が言うまでもない、伝説的な名演です
が、この演奏もとってもいいと思います。考えてみるとピリスという人
はリパッティの系統に属するのか、と思いました。レパートリーも似て
いるし。
他に私はタチヤナ・シェヴァノワの演奏もお気に入りです。これはもう
少しおとなしめの演奏、でも情感のこもったもの。ワルツはショパンの
なかでは比較的技巧は容易と言われていますが、逆に図抜けた演奏は難
しいものだと思います。