キリスト教的戦争論
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「朝まで生テレビ」で最近お目にかかるようになった富岡幸一郎氏。今、中東問題や靖国問題、アジアとの関係など日本も複雑な国際問題の中に置かれています。では、実際日本人でキリスト教徒の人はどのような意識でこれらの問題を考えているのか、1つの考え方としてとても興味深い本です。マスコミでは、アメリカのキリスト教保守派についてはよく報道されます。はたして、日本のキリスト教保守派はどのような考えなのか。国際問題などを考えるうえで1つの引き出しとして勉強になります。1つ、戦争中に起こった靖国神社強制参拝問題などを考えると、靖国神社の問題に関しては、同意しかねる部分もあります。また、対談ですので、同意するだけではなくしっかりと反論する部分も欲しかったです。