何代目の王様なんだっけ?
誰に仕えたんだっけ?
何を書いた人なんだっけ?
インターネットがこれだけ普及していてもまだ
一冊の事典の方がかんたん便利な感じがする。
ただ、どうも改訂の労を惜しんでいるらしくて
新しい人物が少し入ったというだけで、
間違いの記述は、放置されているのが気がかり。
ローマのはずがフィレンツェになってたり、
かなり古い学説の方を採用していたりするので
その辺りが要注意な事典。
付録の年表なども独自の特徴があって、学生さんや世界史ファンに限らず、どなたにも推奨できる良書です。