読み聞かせでうけます!
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小学校で読み聞かせボランティアをやっているものです。きれいな色のかわいらしい絵ですが、その絵で描かれている様子が大人から見るとグロいとも感じるのですが、小学校低学年の子供たちはわりと平気で笑いながらみてくれます。内容は教育的なものではなく、娯楽的なものです。最後は「そう来るか〜」という結末にあっけにとられてしまいます。グリム童話をモチーフにしたある意味ファンタジーです!本当に内容を今、ここに書いてしまいたいくらいです。実際、読み聞かせしたときには少し本のサイズが小さいので、子供たちがどんどん近寄ってきてたいへんでした。でもそれくらい子供たちを引きつけるものだと思います。ちなみに「ごようじん」の意味が低学年ではわからない子が多いので、読み始める前に説明すると良いと思います。
どんでんがえし。
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まず何より「絵」とそこに用いられている「色」がとても美しいです。
赤、白、ピンク、紫、色とりどりの花が咲き乱れている草原に立つ小さなおうち。
そこで暮らすかわいいおばあさんと、一匹のかえる。
それを表現する絵が本当にかわいくて美しく、それを見てるだけで、これから始まるかわいらしい暖かい物語がどんなものかを想像せずにはいられません。
が。
出てくるのは、ゴブリン、トロル、ひとくいおに、という面々。
絵はかわいらしく色使いも綺麗なんですが、それでもそこは、やはりおっかない物の怪たち。
しゃべる言葉も物の怪です。
『ばーで ふぅ もーで ふぅ。』
って感じで。
その擬音がまた楽しい。
そして、この美しく可愛らしい絵本は衝撃的な結末を迎えます。
最近、この絵本に出会い、「え〜〜〜!!!」っていう衝撃を受けてから、友人何人かに読んでもらいましたが、皆さん「え〜〜〜〜!!!」っていう期待通りの反応でした。
これこそまさに、大どんでん返しです。
美しい色とかわいらしい絵で高まった期待を、良い意味で思いっきり裏切ってくれる作品です。
さすが!イギリス絵本
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日本の絵本だったらこんなラストはないでしょう・・・!裏切りのおもしろさ。
絵もカラフルだし、繰り返しもあってワクワクするし、小学校の読み聞かせでも受けましたよ。こんな絵本もあっていいのだって一冊でした。
ショック! 開いた口がふさがらない
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森の一軒家に住むおばあさんを魔物から護る一匹のカエルが登場。
玄関にかまえて、どろぼうや鬼を 「あっ!」 と驚く方法で退治しちゃうのだ。
番犬ならぬ番ガエル、門の入り口に付けた警告どおり[かえるごようじん]だ。
実はこのカエルとんでもないヤツだった。おばあさんにお礼にキスをねだるのですが。
彼女がそれに応えると・・・ 読者の予想は横転、180度ひっくりかえされるでしょう。
その後さらに前転、180度ひっくりかえされます。
気の弱いこどもはショックで泣き出してしまうのでは。
ハッピーエンド派には向かないですが、毒ある刺激を求める方におすすめ。
すべての食用ガエルに。
そして、モルモットのローズとアルバートに感謝を。
本の冒頭にあった作者の献辞ですが、これはかなり意味深ですね。