私は自分のHP作成のために、摂食障害関係の本を多数読んだが、その中でこの本を最も分かりやすく、しかも本質的な部分に食い込んでいる本であると感じた。 摂食障害は社会・文化との関連が言及される事が多いが、それが個人のレベルではどのように関連しているかについての具体的な記述で書かれているとは限らない。 この本はその点が優れている。
具体的な著者と乙女たちの会話に、乙女心を見、家族を見、社会を感じる。 閉ざされた乙女心が開くとき、社会のあり方について考えるべき点が映し出されるだろう。 鈴木さん、すばらしい本を有難う。