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カルバニア物語 1 (アニメージュコミックス キャラコミックスシリーズ)

価格: ¥560
カテゴリ: コミック
ブランド: 徳間書店
Amazon.co.jpで確認
歴史ある王国で初の女王誕生…変えるべきなのは?変わるべきなのは? ★★★★★
 このレビューを書いている時点で13巻まで出ていますが、飽きない。
結構読み手を選ばない名作ではないかな〜と思います。

 大国カルバニアでは、男子の後継者がないまま王が斃れ、
弱冠18歳の王女、タニアが王国初の女王として即位する。
 それを留学中の隣国で知ったタニアの乳姉妹エキューは、
同時に女王に纏わる不穏な噂を耳にし、様子を見に母国へ帰る。

 限りなく庶民的な女王タニアと、美少年にしか見えない公爵令嬢エキュー、
変えるべきは制度? 周囲の意識? それともふたりが女性であることがいけないの?

 ひとつ特徴的なことを言えば、今まで男性職だった王座が、女性に代替わり
することで様々な不都合が起き、じゃあどうすれば解決するだろう?
それとも早く男児を作って、その子が成長するまでの繋ぎであるべき?
そもそも何で男じゃないとダメなの?
 …という、日本でも近い未来に取り沙汰されそうなテーマが一貫して描かれます。

 作者のTONO氏は、お父様を亡くされた時「女だから」という理由で
親族から一人前の扱いを受けなかった、と『俺たちの葬式本』に書かれていました。
日本において未だ性差はこんな感じで残り続けています。
 しかも、体の構造から男性と全く同じという訳にはいかず、そんなことが
「女王様の公務に生理休暇は必要か」、「男物の王冠が重過ぎて首が痛い」、
「女物の杓では他の王族が代理の時に使えない」などと身近な問題として語られています。

 とにかく巻数が進むごとに面白くなる作品です。お薦めします。
かろやかなファンタジック王室コメディ ★★★☆☆
軽やか過ぎて私には合わなかった。王国で隣国同士が仲良しってありえねー、とか思ってしまう。
ただ、見るべきところはあると思う。エキューの性格とか、意外に強いタニア様とか。
ドタバタコメディー ★★★★★
TONO先生の代表作のシリーズ「カルバニア物語」の第一巻
カルバニア王国で繰り広げられる王室コメディー
ファンタジー・・・でしょうかね。
カルバニア皇女タニア(Dカップ)と、男装麗人未来の公爵エキューの二人が主人公です。笑いあり、涙あり、と息をつく間もなく楽しませてくれます。TONO先生はコメディーも上手いのですが、時にハッとするほどの勉強になるお話しもしてくれます(差別とか・・・ね)。ただのコメディーではないのですよ。明るく描いていながら、内容は濃いという。
思わずキャラに入り込む ★★★★★
もっと流して読めるのかと思っていたら(「ナバナバ」がそうだった)
キャラに思いっきり入りこんでしまいました(主にエキュー)。
             
いらいら具合は主人公達と一緒なんだけど
本来少女マンガの定石の”誤解させる”肝心な部分が意外に正しく伝わっているので
よけいなフラストレーションがたまらずスッキリ読めました。

タキオやペネローペがいい味出してる。ケンカのランクがひとつ上って感じ。
    
エキューは誰とくっつくのかなー。
個人的にはフランがいいなぁ。でもそうするとタキオの思うツボか~。
ライアンだと倒錯劇っぽいのがちょっと・・・。

最高の宮廷コメディ、でもホロリ ★★★★★
ものすごく面白い。人間関係の細かな描画から、キャラの顔・姿・性格まで、大筋も小枠も感心することしきり。

特に1巻の[バスクの息子たち]関連の3篇は泣ける。フランも、あと1人の子(愛人の子)も、互いに身を引き合い、「向こうこそ本当に父親のことを考えている、真の息子」だと思い、そのために自分が犠牲になることを厭わない。まだ子供なのに、凛々しき魂。その悲哀なる決断に本当に涙し、何度も何度も読み返してしまった。

バスク地方の逸話は2巻でも絡んでくる。染めものの赤の話。これもよかった。バスクの領主(名前覚えていない)、1巻ではイヤなやつだが、この逸話ではマジメで勤勉な側面を見せ、主人公のエキューともども読んで感心する。--その領主はエキューにいやがらせを多数したので、エキューは立腹・対決姿勢なのに、公爵家貴族としての温情で、ひそかな手助けをする。このエキューの気高さにも感心。

その一方で、バスク名物のリンゴエッセンス入りのクッションにエキューら宮廷女性が夢中になるなど、コミカルで心温まる逸話も忘れない。マンガが上手すぎる。