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竜と勇者と可愛げのない私 (電撃文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキーメディアワークス
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御都合主義が露骨すぎて ★★☆☆☆
実力はあるものの出自のせいで出世できない宮廷魔術師と、腕は超一流なのにやる気が死ぬほど無い勇者の魔王討伐珍道中。
といっても魔王の十人の娘のうち一人を倒したところでおわりです。
全体的に御都合主義というか話の都合が良すぎてどうも合わなかった。
自分の力で未来を切り開きたいのに ★★★☆☆
 王宮魔術士の中で唯一の平民出身者であるため、最優秀でありながらも完全に出世の道を閉ざされてしまっている17歳のアンジュが、彼女をとりたててくれた英雄レイヴェンの命を受け、彼の弟でやる気のかけらもないレックスと共に、魔王メイ=ヘムを退治する旅に出ることになる。
 名門の生まれながら貴族の義務も果たさない弟とセットで厄介払いされたと解釈したアンジュではあったが、レックスはやる気がないだけで、騎士としての実力は超一流だった。彼の家付きメイドであるトモエと共に、魔王の住む魔界へ渡るカギとなる、竜王シグルドと会うため、行方の手がかりを握るであろう、シグルドの子の一人である金竜オルリスの住む山へと向かうのだった。

 実力はありながら、家柄や金がないために魔術を極めることが困難なアンジュが、努力してがんばって成り上がる系のお話かと思ったのだけれど、結局は選ばれた力を持つレックスがちょっとやる気を出してがんばるみたいなお話だった。
 もちろん、彼がやる気を出すまでには色々とエピソードがあって、しかめっ面アンジュが可愛らしい感じになったりもするのだけれど、個人的にはやっぱり不満。だってこれって、普通の人がいくら頑張っても、生まれながらにして選ばれた存在でなければ、どうにもできないものはどうにもできない、ということじゃないのかな。
 このままの流れで最後までいくとすると、アンジュは結局、レックスのおこぼれにあずかることでしか、自分の存在を他人に認めさせることが出来ないということになってしまう。まあ彼女が、お姫さま志向の人ならばそれで良いのかもしれないけれどね。
アホタレ言い過ぎ ★★☆☆☆
勇者のことをアホタレ呼ばわり(心の中だけ)する従者の物語。
アホタレ、アホタレ心の中で連呼します。
終盤が特にひどく、いくら何でもアホタレ言い過ぎ。
ストーリーは王道の勇者が魔王を倒すもので、悪くない内容ですが、
2巻もこの調子でアホタレ連呼するのであれば買うのを止めたくなりました。
可愛げなくなかった ★★★★★
優秀なのに平民だからという理由で、王宮のつまはじき者にされてきた少女魔法使いのアンジュは、上司からとある重大な任務を与えられる。
なんと、それは魔王退治。しかも、一緒に旅をするのは、剣の腕は立つのに血が苦手で、おまけにアホなへっぽこ勇者のレックス。
途中でゴーレムなメイドさんも加わって、アンジュの苦難の旅は続く、といったお話。

ノリとしては『ゼロの使い魔』とか『スレイヤーズ』とか『伝説の勇者の伝説』とか、そんな感じでしょうか。まあ要するに肩の力を抜いて読めるライトファンタジーです。
設定もストーリーも頭に超がつくぐらいの王道で、そこに物足りなさを感じなくもなかったけれど、キャラクターがみんな可愛くて、楽しめました。特にアンジュ。可愛げがないと言いつつ可愛いのだから、これはある意味タイトル詐欺かw
内容だけなら☆4だけど、イラストがストライクゾーンど真ん中だったので、☆5にしておきますw
発想はいいけど ★★★☆☆
魔法使いの主人公が、同行の勇者をアホタレと呼びながら冒険する物語です。
悪態をつくでもなく、とても育ちよく丁寧な独白なので、この設定は面白いのです。主人公に愛着がわくぐらいです。
ところが、登場人物が場面によってはスーパーマンすぎるのがたまに瑕。そして、ゲームのシナリオ教室でダメだしされそうな、あまりにとってつけたような強引なストーリー展開がかなりマイナスです。雰囲気から、ストーリー展開を期待して読んでいたので、期待がはずれてちょっとがっかりです。ストーリーを重視して読みたい人には不向きかと。
一大長編シリーズの導入部と思えば悪くないのでしょうが、新人賞応募作を読んでいるような気分になった一冊です。