絵本作りの入門書として、読みやすくて使えそう
★★★★☆
著者さんがフェーマススクールズの講師のせいか、絵本作りの基本がやさしく丁寧に説明されていて、とても読みやすいと思います。
荒井良二さん、山本容子さん、100%オレンジと、巻頭のインタビューがまずスゴイ。アトリエや道具類の写真も豊富で、プロの絵本作家さんたちの喜びや苦労が、ひしひしと伝わってきました。
ミニ絵本を作る時の紙の展開図も、ページ番号をつけて図示されると発見があります。ストーリーの作り方は、有名な絵本を例に分析してあってとても楽しい。そして、しらかたみおさんの『ニッキーのほかほかパンやさん』は、絵コンテとその修正、ラフから本描き、カバー描き、製本へと、一つ一つのプロセスが具体的に説明されていて、入門者にはとても親切だと感じました。作ってみたい!と思わされます。
作家のきもち
★★★★☆
作家さんが絵本をつくるときのいきさつや気持ちが知れるって、おもしろ〜〜い!!
これ読んだら、絵本への思い入れが、また深くなる。
絵本作家になった気分で。
★★★★☆
絵本を作りたいっ
というヒトにおススメの一冊。
絵本に関する基礎知識から、
いい絵本に必要な要素、
具体的な絵本作りのプロセスなど
かなりわかりやすく解説されています。
さるきちは読んだだけで
絵本作家になった気分になってしまいました (←妄想癖)
冒頭で絵本作家さんへのインタビューが
掲載されているのですが、
カラフルで、子どもの落書きゴコロを
そのまま芸術作品にしたような、
そんなイラストを描く
荒井良二氏の作業場。
さるきちの憧れとする情景。
おっきな机。
でもぐちゃぐちゃでね、
実際の作業スペースはほんの少ししかないの。
たっくさんの色鉛筆やパステルや
絵の具に囲まれて。
素敵だなあって思う。
他にも、
モダンで独創的な作品の"山本容子氏や、
新潮文庫のYonda?ぱんだで
お馴染みの100%ORANGEさんへの
インタビューが掲載されています。
また後半には、色見本があったり、
布絵本やマッチ箱絵本といった
変わり種も紹介されていて、
見ごたえばっちりの一冊です。
コンパクトに分かりやすい
★★★★★
絵本を作りたい人が、欲しい情報がまとまっています。
最終的な本の形に向けて、どんなことに留意して制作を進めれば良いのか?
本の作りの説明から、、用紙のこと
良い絵本のエッセンスの紹介。制作プロセスの紹介、絵コンテの書き方等。
段取りがイメージできて、制作の助けになります。
また絵本作家の絵本に対する考え方、スタンスが
絵本を作りたい気持ちを、お囃子のように盛り立ててくれます。