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這いよれ!ニャル子さん 5 (GA文庫)

価格: ¥641
カテゴリ: 文庫
ブランド: ソフトバンククリエイティブ
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幅広いネタに感心 ★★★★☆
 這いよるハイテンション混沌コメディ待望の第5巻。

 いやぁ、ドラマCDの上にアニメ化ですか。クトゥルー神話の冒涜だとか中身が薄いなどと言われながら、しぶとく生き残っているのは、やはりニャル子の魅力か。

 それはさておき…。
 この作品は、わかりやすい伏線も後付けチート設定も1巻からの「仕様」です。(笑)
 そんな本なので、昭和のアニメ的チートさを笑いでごまかしちゃおう…というところを許せるか許せないかで評価が分かれるような気がします。そういう意味では、30代以上の読者には意外とウケが良いかもしれません。

 全体的には、昭和の懐メロから他社ラノベネタまで幅広いパロディには頭が下がります。
 また、わかりやすい伏線と言いながら、ブラフを沢山まき散らした挙げ句「そうきたか」という落とし方は、毎度感心します。

 ただ、この手の作風の作品が巻を重ねると必ず言われる台詞ですが、前巻よりも勢いが落ちてきた雰囲気です。
 今巻は、ヒロイン(?)が3人+母に増えたことにより、1人1人の「密度」が薄くなってしまったことが一つの原因ではないかと想像します。それは、今巻、真尋の行動が必ず「ヒロインズ3人」とセットだから起こったのではないかと。真尋対ヒロイン1人のシチュエーションが増えると違ったリズムが生まれるような気がします。
 ストーリーで読ませるのではなく、会話とノリで読ませるタイプの本作では会話の密度の濃さは生命線のハズ。今巻では、そんな危うさを感じてしまいました。

 しかし、なんだかんだ言って面白さ安定の★4つです。
ありえざる非実在 ★★★★☆
『這いよれ!ニャル子さん 5』です。本書の発売時期に、テレビアニメ化決定、ということでいわゆる全盛期の作品ということになるはずです。

すべてがF(伏線)になる、と言ってしまってもいいかのようなものです。
といっても、大きな伏線についてはかなり分かりやすかったです。それでも小さな伏線はまさに意外なところに張ってあったので楽しめました。
ギャグやネタは、わりかしおとなしめだったようにも感じます。ハス太までレギュラーとなってキャラが増えたこと、本巻に限っては戦闘描写がやや多めだったこともあって、その分比率が目減りしたと解釈すべきでしょうか。

ハス太を弟的ポジションとして男の娘ぶりを前面に押し出さなかったのは良かったです。おそらくこのへんは読者の反応を見ながら修正していっているのでしょうけど。
巻数が進んできて、細かい設定などに矛盾が生じているのですが、それをむしろネタにし始めたようです。真尋のツッコミに対して牽強付会の言い訳をしたりガン無視でスルーしたりといった周りの反応が、本巻において多いギャグだったと思いました。

事件自体は、当然の帰結というべきか、宇宙をまたにかけたくだらなさでした。その中で世情を諷刺したものを盛り込んでいるのが良かったです。
最近では本シリーズの二番煎じで萌えクトゥルーっぽい作品もちらほら見受けられるようですが、本家として、なんだかんだいいつつちゃんと毎回クトゥルーネタを出していることも良いと思います。まあクトゥルー知識の無い人にはついて行けないのですが。ついて行けなくてもちゃんと読んで楽しめるので、これでいいと思います。
評価は★4です。
三十前後の人々へ ★★★★★
おそらく最もストライクゾーンに近い年代はこの辺じゃないのだろうか? キスインザダーク(エルツヴァーユ)をネタにしたラノベは初めて見たと驚愕していたら、今度はワイルドアームズ3のWING? WA3って一番人気無いという噂もあるのに? 何気にハス太くんの技は吹き荒ぶ風(KOF)のオロチ語らしいし? もうどこまでネタがあるのかこの人は。ここ二年で発刊されたクトゥルフ神話解説書の八割に紹介された先人も認めるラヴクラフトコメディ。まだまだ神格はあるぞ。特にシュブ子さんに期待。予想を裏切って、課長やヨグソトス先生も女性体とか。あ、本巻に登場するハス太くんのバトルモードの絵が無いのがちょっと残念。でも他のイラストはさすが這い寄る絵描き狐印氏。
こんかいもやべぇ・・・ ★★★★★
毎度毎度同じようなコトしかしてないのにまったく飽きがきません
前回の新キャラ・ハスターもメインキャラの仲間入りをしてますます面白く
物語、ネタ全てが面白いのですが特に面白いのがクトゥルーネタがスゴイ!
引き出しの広さがとにかくハンパないですね
あらゆる事象をクトゥルーネタに絡めて笑わせてくれる、
しかもネタを出してくる頻度が高いのでページをめくるたびに楽しめました
伏線を伏線を言って憚らなかったり、他のギャグラノベとは一線を画してます
物語自体は大して進んでいないのにそれでも満足してしまう・・・
むしろこの路線でずっと続いてほしいとすら思えてしまいます

アニメ化も決定しましたしますます期待大
間違いなくオススメの作品&一冊です
原点回帰 ★★★★★
作者はかなりの勉強家なのだと感じる。
自分はクトゥルーについて深く理解していないのだけど、それでもクトゥルーの言葉を用いた単なるめちゃくちゃな設定ではなく、バックボーンがしっかりとしているが故の面白さなのだろうと感じられる。
また、後付け設定で矛盾する作品もあるが、このニャル子さんに限っては矛盾さえもネタとなっている。
通常は読者が主人公視点になるのに対し、この作品は主人公が読者視点となっており、心の叫び、心のツッコミまでも代弁してくれる。
ご都合主義の矛盾ではなく、あくまでもネタ……作者の力量はホント計り知れない。

パロディについては中の人のものもあれば、ドラマCD第2弾の内容もちらほらと見える。
中の人についてはこれまでの短編も合わせると、真尋、ニャル子、クー子、頼子は不動かなw

それ以外にも今回は特に1巻の何気ない内容も多く、そういえばこんな設定もあったなと思わずニヤついてしまう。
再び1巻から読み返したくなる、そんな原点にもスポットを当てた内容となっている。

アニメ化もドラマCD第3弾も決定し、これからもますます目が離せない。