クトゥルフ神話をまったく知らない読者の意見
★★★★★
クトゥルフ神話の知識は皆無だったけど問題なく楽しめた(というより知らなかったから楽しめたのかも)
この作品はクトゥルフ神話という先人の創作書物に、著者がさらに創作を加えて面白おかしく作り上げたものになっている。要は、クトゥルフ神話の設定をコメディ仕立てにしたみたいなもの。(読めば大体の設定は理解できると思う)
生粋のクトゥルフファンの方が、この作品をどう受け止めるかは別として、この小説、真尋とニャル子の掛け合いもさることながら、文章にも好感がもてる(好みだと思うけど)。テンポも良いし、パロディネタはちょっとわからない箇所もあったけれど、ギャグのセンスは個人的に抜群だと感じた。
これを機にクトゥルフ神話に手を出してみてもいいなと思えた、クトゥルフギャグノベル「這いよれ!ニャル子さん」
なかなかの仕上がりになってます。
パロディネタが分かる方に
★★★★★
パロディネタを使ったライトノベルは数あれど、このラノベではその量が
半端有りません。1ページに1つはパロディネタが含まれていると言っても
過言ではないと思います。
元ネタは、クトゥルフ、ガンダム、ライダー、JOJO、スクエニRPGが多めで、
他にアニメ/ゲーム/漫画から浅く広く、さらにwebネタも所々見られます。
上記元ネタに1つ2つでも詳しければ、パロディネタで笑えるのですが、
逆に1つも分からないのであれば、少し合わないかもしれません。
(ちなみに私の場合、詳しいのはJOJOとスクエニRPGだけでした)
パロディ以外の部分、キャラ立ちや掛け合いの流れも悪くないと
思います。しかし結局のところギャグの根幹がパロディに拠ってるので、
やはりどれだけパロディネタが分かるかで評価が分かれると思います。
なお、なんとなく見た事のある台詞だけれども思い出せない元ネタを、
読後にネット上のwikiで確認することで2度楽しめたのも良かったです。
SAN値は下がらんがIQはゴリっと下がる。
★★★★☆
ぶっちゃけタイトルが全てと言ってイイと思う。おバカでおマヌケ。「ドクロちゃん」なんかと同タイプのノリとイキオイだけのお話。とーぜんヤマもオチもイミもなっしん。その本来の意味でヤオイと言えるネ。
メイン食材はクトゥルーで、味付けはネラー風味。
いずれもラノベ読みとは相性イイとは思うケド、最低でもドッチかはワカらんとノれないと思うので★一つ減点。両方知ってるなら満点級のオカしさ大爆発。
やつがれは本来ラブクラフト派(あるいは原典派)で、不可解だからコワいんじゃないか、てクチ。つまり、通俗的なダレス党にはかなーり否定的なんだが、それゆえにこそ、この爆裂あったまワルワルなノリは全く許せる。笑いのネタに対極である恐怖の存在を使うのはひとつのセオリーと言えるから、本書のネタが「あえて」クトゥルーであるコトに必然はあると思ってるワケ。
読後に残るモノなぞカケラもないが、それはラノベの正しい姿の一つでもあろー。ってコトで、ネタと風味に食指が動くのであれば逝っちゃってヨイと思われ。
最後まで読みきれませんでした
★☆☆☆☆
「このラノベがすごい」で紹介されていたので購入してみたものの
半分ぐらいで放棄 最後まで読みきれませんでした
登場人物のイラストと本文中での会話のイメージが合わず
主人公たちに全く感情移入ができず終いでした
クトゥルー神話の名称が多数出てきますが そちら方面を期待すると
全くの肩透かしをくらいます
ユニバァァァスッ!
★★★★★
セクシー?ノウっ!ギャラクシー!
てなわけで、クトゥルーと謳っていますが、参考程度であんまり期待すると哀しくなるほどです。
が、掛け合いはすごく読みやすくあっさり一冊読破できる感じですね、好きです。
懐かしく感じたのは後藤寿庵氏の漫画に似てるな、と。行き当たりばったり感やアナーキーさは及びませんがね、因みに後藤氏もクトゥルーマンガ描いてますよ、アリシア・Yです。
まあ好みは別れますが、後藤氏や尾玉なみえとか好きならオススメしますが、マンガ読まない人は無理です。
でもニャル子って典型的腐女子だすね。
可愛いと思うよ。