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Live in Montreux 1969 (Reis)

価格: ¥1,462
カテゴリ: CD
ブランド: Deep Purple Records
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マニアなら垂涎の優良音源 ★★★★☆
第2期DP(DPMk2)結成前後を振り返ってみる。1969年6月4日ロッド・エヴァンズとニック・シンパーを見限った3人がエピソード・シックスのイアン・ギランに接触。すぐにギランの同僚ロジャー・グラヴァーの加入も決定し、6/16 初練習。7/10 DPMk2としての初ステージ。この頃グラヴァーはバンドのために作曲を開始し、Speed KingのプロトタイプであるKneel & Prayのリフを作ったという。8/24 アムステルダム公演で同曲を初披露。9月はロイヤル・フィルとの共演の準備に追われ、9/24 これが成功裏に終わっていよいよDPMk2としての活動が本格化する。本作収録のスイス・モントルー公演が行われた10/4とはそんな時期であった。

1999年に発掘されたこの音源のポイントは、(1)恐らくDP自身が録音したモノラル・サウンドボード音源で音質もミキシングもそこそこ良好。(2) 69年のDPMk2のライヴ音源はこれまでロイヤル・フィルとの共演以外に殆どないため貴重。(3)ギランが歌うKentucky Womanを唯一収録しているのも貴重。(4)ワンステージをフル収録しており、曲目・曲順など資料的価値も高い、ということになる。

筆者は前述のKneel & Pray初演の8/24のブートを持っているのだが、8/24の時点を7割とすると本作では9割方完成していて、あとはサビに"I'm a Speed King"というフレーズを入れるだけという状態。傑作なのはChild In Timeで、ギターソロが始まった途端ブラックモアが暴走してチューニングがぐちゃぐちゃになってしまう。客観的には殆ど収拾がつかなくなっているのだが、全くお構いなしに悠然と弾き倒してしまうのにはただ呆れるばかり。

本作はもちろんマニア向けだが、ブートでも買おうかというくらいの人なら即ゲットの優良音源だと筆者は思う。
第二期黎明期の貴重なライブ・・・だけど!? ★★★☆☆
第二期超初期のライブ。ロイヤルフィルとの共演から約一ヵ月後のMontreaxでの演奏ですが、翌年リリースの"In Rock"に入るはずの曲がほとんど完成しておらず、演奏する曲がない!という苦しいセットリストです。まぁおかげでGillanの歌う"Kentucky Woman"なんかがあるわけですが・・・。

ただ演奏は結構荒削りで、あまり期待し過ぎてはダメです。もともとの音源がよくないのだろうけど(逆に言えば一応聴けるレベルになっていることはスゴイのかもしれない!)。少なくとも"Hush"は前述のロイヤルフィル時の方が全然イイ。"Speed King"なんかは曲がまだ"Speed King"になっていないとはいえ(この時は"Kneel & Pray"という曲名だった)、Gillanのシャウト比率高過ぎ!サビになるはずのパートはほとんどがなってます。

ちょっと細かい話ではありますが、マンドレイクルートに少々面白い点あり。
・Gillanは原曲に近い歌い方で「マーンドレイクルート!」と歌ってる。→70年には「マーーーーーンドレイクルート」と引っ張って歌うようになる
・終盤にRogerのBassソロがある(イマイチなのでその後やらなくなったということか?)

ということで、まぁマニアの人しか買わないと思いますが、ご参考まで。
なお私は、このCDのReIssue前の版は聴いてないので比較は出来ません。すいません。