もう！！！　それだけで貴重な音源です！！！　ブートを死ぬほど聴いた耳には音質もさほど悪くはありません。その上、リバーディープ・マウンテンハイ、ヘイジョーがライブで聴けてしまうのですから、これはスゴい！！　ロッド・ファン、ニッキー・ファン（ワタシだっ！）は絶対、買って損はないと思います。リッチー＆ジョン＆ペイスも若くていきいきしています。この頃から、素晴らしかったと実感できます。　ところで、リッチーはストラトじゃなくてギブソン弾いてるんでしょうか？

第一期ディープパープル、いわゆるオリジナル５のライブ音源はこれまでなく、海賊版も皆無だった（と思う）ので、このCDの発売予告を見たときには本当に喜んだものだ。発売予告より遅れたものの、届いたCDを聞いてビックリ。その素晴らしさにじゃないゾ、ひどさにだ。曲名が記されていないので最初に書いておくと、1曲目から順にハッシュ、ケンタッキー・ウーマン、マンダラケ・ルート、ヘルプ、リング・ザット・ネック（ハードロード）、リバーディープ・マウンテンハイ、ヘイジョーの各曲が収められている。これらの曲からわかるように、DPとしては2枚目のアルバムとなる「ザ・ブック・オブ・タリエシン」（邦題は詩人タリエシンの世界）のプロモートを兼ねたアメリカライブで、1枚目と2枚目からの曲がセレクトされている。
終末期となったクリームの前座としてのライブだが、アマゾンの解説にソニーの４トラックオープンリールからの音源という説明を読んだときに一抹の危惧はあったのだが、実際は一抹どころじゃなかった。音質は海賊版並だし、演奏もまたDPとはにわかに信じられないほどのお粗末さ。レコードの１、２枚目で、後のレインボーで花開くことになる様式美がすでに萌芽しているのだが…、このCDではただ騒々しいだけで緻密さなどは皆無に等しい。だからスタジオ録音のイメージでこのCDを購入すると、その差に驚くことは間違いない。確かに今のところ唯一のライブ録音という意義は大きいものの、内容がプアーではどうしようもない。以前のクリームやベンチャーズのライブの方が、機材に難があるにもかかわらずずっとまともな音だったゾ。リッチーのギターも投げやりに近く、よほどのDPファンやコレクター以外にはお勧めできない作品だ。

第１期DEEP PURPLE唯一のライブ音源のオフィシャル化ＣＤ。

音質はこういう作品にしたら並であるように思う。

しかし（１）当時のライブ音源自体が貴重であり、（２）他の作品ではこの第１期の

ライブはほとんど聴けないという希少性、の点で非常に貴重な作品であり、まさにDEEP

PURPLEファンには必携必聴のアイテムであると断言できる。