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江戸三○○藩 バカ殿と名君 うちの殿さまは偉かった? (光文社新書)

価格: ¥945
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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酒飲みの駄話の宝庫,史実ではなく「と言われている」話が多く網羅されている ★★★☆☆
酒飲みの駄話の宝庫。断定ではなく「と言われている」話が多く網羅されている。
こういう本がブームなのは、団塊の世代が故郷話で盛り上がるからだろうが、
この本のお話をすべて真実ととって,部長と飲み代を賭けたりするのはご注意を。

例えば羽州天童藩,将棋は幕末の家老が吉田大八が『将棋は戦略を練る競技であるから
手内職としても武士の面目には恥じない」として武士たちを説得、奨励した。と出ており、
これは天童市内でも信じられていたりする話だが、その実は,それよりずっと先に
米沢藩から伝わっており、面目など考えず、内職はせねば暮らせぬ小藩の経済状態だったのである。
良い企画 ★★☆☆☆
ミニ大名事典として結構使えると思います。
本当は★4にしたいのですが、データ以外の
寸評がうざいので★2にしました。
文章の校正は抜かりなくやりましょう。
バカ殿と名君 ★★★☆☆
歴史の評価ってのは、どういう視点で見るかとか、何を基準としてみるかで、甲乙は分かれて当然ですよね。それが歴史ってもんでしょうけど。
この本は、そうした歴史上の人物の評価を、あえて一般的に思われている評価を逆説的に書いているって感じだと思います。
「島津斉彬」より「島津重豪」が格上である、とか「上杉鷹三」に対する評価など
ある程度の知識がないと理解がしづらいかもしれませんが、面白いと思います。
「バカ殿」とは誰のことであろうか? ★☆☆☆☆
著者が徳川時代に関して何も理解出来ていないので、読むに値しない新書となっている。きわめて残念な限りである。
 たとえば、40頁に三代家光が「なかなか女性に興味が持てず、男色の世界にふけった。全国の大名に悪影響が甚だしかったのは当然である」などと書かれているが、当時は衆道がきわめて重んじられた時代であり、どの大名も旗本も仏僧も、人々がこぞって若衆を愛でてやまなかった時代である。
こうした時代背景も何も知らぬ無知な人間が、「性愛の後進国」の如き偏見に歪んだ文を書き散らすのは、もっとも避けなければならないことである。
 ほかにも、「関西」などと存在しない地名を平気で書いているが、これは京畿の「上方」地方を指しているのであろう。 現在でも日本には、「近畿」とか「関東」とかいった地方名はあるが、「関西」などという地名は存在しないことは万人周知の事実であろう。
 さらに本書には、紙数の都合もあるかも知れないが、興味深い史談・史譚の類いは全く出て来ない。 もちろん、出典も典拠も殆ど記載されていない。
 よって、本書は簡便な資料集としても役に立たない惨めな結果になってしまっている。
単純に面白い ★★★★☆
誰もが知る会津や薩摩・長州から、初めて名前を耳にするような小藩まで、藩主・石高・城郭・藩出身の著名人など藩にまつわるエピソードなどがまとめられており、データベースとして読むだけでも面白いし、旅行する際に携行すればガイドブックとしても役立つだろう。

しかし、単なるデータを提供するだけでなく、独自の視点も随所に盛り込まれているのがこの本のポイント。特に面白いのは、戊辰の動乱の中で、新政府側と旧幕府側の間で、中小規模の藩がどのように生き残りのための運動をしたか。現代の組織経営にも応用できそうな話である。
他に、会津ファンとしては悔しいが、会津=「忠義の士」に対する批判なども説得力がある。

専門書ではないので、非常に読みやすい。幕末歴史ファンであれば一読の価値あり。