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武満徹対談選―仕事の夢 夢の仕事 (ちくま学芸文庫)

価格: ¥1,470
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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ケージとの対談が白眉。 ★★★★★
武満氏は音楽に対してオープンマインドで、ジャズのセオリーでも支持できるものはきちんと支持した。ジョージ.ラッセルの対談では、嬉しくて仕方ない、という風情がよく見える。白眉なのはケージとの対談。ジョン.ケージの音楽の本質がこれ以上良く出た読み物を私は知らない。クロスカルチャー的なフィールドの人との対談もそれはそれなりに面白いが、やはり音楽家同士での対談の内容の奥深さにはしびれる。
武満は柔軟な人だ ★★★★★
武満徹は音と沈黙について考え続けた作曲家である。
彼が書いた音楽を聴くということは、彼が書いた沈黙を聴くということでもあり、
私たちはその体験を通して,音楽の中における無音状態は必ずしも単なる空白を意味するものではないということを知る。

この本はそんな作曲家武満徹と様々なジャンルの芸術家たちとの間で行われた対談をまとめたものである。

黒柳徹子、秋吉敏子、谷川俊太郎,寺山修司,デヴィッド・シルヴィアン,キース・ジャレットなど、
本当に多岐にわたるジャンルの人たちと対談を行っており,内容は比較的軽めだが,
クラシック音楽の作曲家でありながらロックやジャズからも大きな影響を受けていた武満の柔軟な素顔が垣間見える。

個人的には冒頭の黒柳徹子との対談が好きだ。
『徹子の部屋』の雰囲気がよくでている。黒柳徹子って可愛いなあと思った。