面白かった・・・・
実は私はシリアスの「聞こえない声」挫折しています
受け子の見た目と絵がど〜してもダメでして
内容が良いはずだ！と我慢して読み進めるも半分で力尽きました
以外に自分の許容範囲が狭いのを知った・・・・

んっが！！
これは純粋に楽しめましたよ〜
綺麗とは言えない絵柄だけど味があっていいと思いました

試合に勝たないとキス以上に進めない・・・・
でも、受けのダニエルはそんなの関係なくをそれ以上をしてもいいと思って来るんだけど
攻の要は試合に勝手から！！と頑なに引かない
ダニエルのが要より実力的に上なので、好きあってるのに出来ない・・・・

ＢＬ的展開だと要がいきなり強くなってしまったり
ダニエルがわざと負けたり
何か何でも致してしまおう！という展開がありがちなのに
そうならないで「あくまで試合に勝ってから！」に固執する要と
ジリジリもやもやするダニエルが面白い
ギャラリーの反応も面白さに拍車もかけます

でも、テニスへの真剣さや相手への気持ちとかがちゃんと書かれているので
ハチャメチャだけじゃ終わらないんですよねぇ
致してはいないけど、するまでのジリジリ感が書かれて
これはこれでエロっぽいです

ハイテンションと切なさと雰囲気のエロさ
門地かおり先生ぽく感じました☆

「聞こえる声」より先にこっちを読んどけば、あっちも読了できたかなぁっと思います
面白い作家さんなのはわかったので苦手意識を持たずに
また挑戦してみたいです！

ＢＬって読む順番も大事なんですねぇ

基本的にギャグなんですかね?途中何度も吹き出してしまいました。要は・今までにない凄いキャラでした。翻弄されるダニエルが可愛いです。この先生はエロも上手に描きますね。キスシーンだけでもなぜかドキドキしてしまいます。

京山あつきさんらしいギャグな感じがとてもいいです。
今作は切ないというのではなくて、どれだけ変態さ加減を楽しむかというのが大切かとｗ

｢さよならBaby｣｢聞こえない声｣の雰囲気を好む方にはちょっと…かもしれません。「仮面ティーチャー」よりの作品です。
個人的にはうけたｗ

実は根底にあるジリジリ感とか切なくてじっくり読み込めば読みこむほど味の出てくる作品ではないかなぁと思います。

面白かったです。とにかく物凄く面白かった。
切り口も展開も凄く新鮮で意外で笑えたしドキドキしたし、何だか切なかった。
そして最終的にハッピーだった。

子供の頃に出会ったキラキラしたテニス少年ダニエルを思い続け、
数年後に再開した彼を無茶苦茶強引にストレートに追い掛け迫る要の
何だか笑えてしょうがない恋の話です。
とにかく要のキャラが新鮮でした。滅茶苦茶なんです。本能でしか生きてない。
読みながら何度もおまえは変態かと思いました。ですが、ストレートで正直で
自分に嘘がつけない、自分のやり方とルールでしかダニエルと接する事ができない、
言葉が少なく不器用で、とにかく一途にダニエルを好きでいる。
最後にはそんな要が愛しく思え、困った顔にキュンとしました。
そして何より可愛いと思ったのは受のダニエル。とんでもなく一方的に唐突に
迫られ追い掛け回されてなんて不憫。災難が降ってきたとしか思えない。
しかし実際は、強引にキスされたのに「凄いフットワーク…」とか
「なんてバランス感覚…」とかとんちんかんな所に感動していたり
挙句の果てにあの滅茶苦茶な要にドキドキしてしまっている。
この子も実は相当ズレていて、でもこのズレている感じが堪らなく可愛かった。
あまりにも融通の利かない要に焦れて恋心がはっきりと顕わになってくる辺りなど
ダニエルが可愛くて切なくてキュンキュンしました。

この世間からすれば少しズレている二人の話ですが、
滅茶苦茶な話のようでしっかりと恋愛を描いていると私は思います。
我慢我慢のエッチシーンなど、がっつりセックス描写を描かれるよりも
余程エロいと思いましたし、ハードではないけどもむっつりな色気とでも言うのか…
繊細な線で描かれる絵は淡白な筈なのに、何だか物凄くいやらしい。もどかしい。
そのもどかしさがまたエロい。そういう所も本当に斬新で面白かったです。
この独特な世界観、終わってしまうのがとても寂しく感じました。

はじめは「え?」って感じ
読むごとに味が出てくる
BLの2歩先を行ってしまっているのでは?
男子ならではの気持ちがリアルなのだろうけど
腐女子としては
そのリアルさが直には響かない感じ
ギャクとしては分かるのだけど萌を感じるほど共感するには時間がかかる