同じ《想い》
★★★★☆
【誕生死】に付いていた読者カードをそのまま本にしたものです。
誕生死より、早い週数で流産してしまった方や、出産間近での死産の方・・・それぞれの想いが載っています。
私は不妊治療の末“陽性反応”が出ましたが、すぐに初期流産となってしまいました。
お腹に宿った命をエコーでも確認できないままの流産となり
待ちわびた初めての妊娠が悲しい結末となってしまい、ポロポロと涙が出る日々。
ですがこの【誕生死・想】では、年齢も地域も流産や死産の週数も全く違う“母親たち”が《同じ想い》で居るのだと思って、変な言い方だけど安心しました。
子供を亡くすのは悲しいこと。
悲しいときは悲しんでも良いのだと思わせてくれました。
ただ、読者カードをそのまま載せた本なので、あまり【本】らしくはないですね。なので−1。
赤ちゃんが天使になった後・・・
★★★★☆
我が子が突然お腹の中で天使になった・・・この世に『産まれて』きたけれど現世では短い時間を生きて天使になった・・・
前回の『誕生死』と比べると色々な経験者がそれぞれの想いを書いた読書カードを本にまとめたものでまさに『生の声』
本を読んだときに感じたそれぞれの『想い』が詰まっていると思います。
それだけに経験者のひとりである私にとってはなかなかすんなりと読みすすめることができずにいるけれど
【私だけじゃなかった】とあの孤独の中で思えた方にとって
『誕生死』は特別な本でそしてそれに対する『想い』我が子への『想い』がダイレクトにつたわってくる一冊だと思います。
個人的にはまた初回の『誕生死』のような本の出版も望んでいます。
もう一歩踏み込んでほしかった
★☆☆☆☆
前著が出版されて3年が経ち、その間に寄せられたはがきを 字体もそのままにコピーしただけの本。投函された時期の順に並べてあり、年齢や職業、意見、体験の内容等 何か他の基準で分類されているわけではないようだ。
「誕生死」という新しい言葉を生み出し、世の中にひとつの疑問を投げかけた前の本に比べ、何かが足りない気がする。
タブーとされてきた死産を取り上げて、自分たちの存在を知ってもらおうとあえて実名で立ち上がったその後、筆者たちはどうなったのか?
現在の医療現場で何か変化があったのか? 医療現場への批判とも取れる内容を含んだ本への読者カードなのに、本当に批判や指摘のカードは一通も届かなかったのか?
読者カードにこめられた思いを大切にしたい、という主張は分からないでもないが、それだけで一冊の本にしてしまう、と言うのが疑問。
読者カードの声+アルファが あってこそ、より深まると思う。
悲しみの深さを知る筆者たちだけに、期待も大きく持ちたい。
「誕生死」を読まれた方の感想
★★★★☆
誕生死を読まれた方からの読者カードが実名で262通、載せられた本でした。
短い文の中にも書かれた方の感情や気持ち、そのままが伝わってきます。
「誕生死」を読んで、救われた方が多くいらっしゃる事を改めて知りました。私もその中の1人です。
私も子供を亡くし、その哀しい気持ちを1番理解してくれるであろう主人にでさえ
「泣くな、泣くな」と言われ続け、泣くことも許されず、皆が忘れなさいと言いました。
262通の葉書に込められたメッセージは、そんな私に共感できるものも多く、また新たに気持ちを救われるような言葉が載せられています。
こういった読者の声を本にしてくださるという事にも感謝しています。
こより&みゃあこの店
★★★☆☆
誕生死を読んだ人たちから寄せられた読者カードをまとめたものです。
猫本館
★★★★★
ここで紹介している「誕生死」の読者カード(誕生死体験者の)を掲載したもの。
わたしの読者カードも掲載していただきました。
たくさんの「小さな命の証」がここにあります。
赤ちゃんたちは、確かに生きていたのです。例え短い間であっても、生きて生まれてこれなかった子供であっても…。
たくさんの方に命の重みを感じて欲しい。
多くの天使パパ・ママさんたちに「ひとりじゃない」ことが伝われば、そして少しでも「生きる力添え」になれば、と思います。
Tea time
★★★☆☆
2002年4月に発売した誕生死には大変な反響があり、多くの読者カードが寄せられた。本書はその読者の気持ちを1冊にまとめた書。