名著『信念の魔術』の姉妹編。
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成功哲学を代表する名著『信念の魔術』の姉妹編が、ついに、待望の邦訳出版です。『―魔術』では描かれなかった、重要なエピソードが記載されている所が、最大の魅力です。『―魔術』と合わせて読むと、《ブリストル成功哲学》の世界が、より立体的に理解できると思います。成功哲学はいろいろ読んだけど、最も現実効果が高かったのは、《ブリストル成功哲学》でした。でも、視野を広げるために、その他の本も幅広く読んだ方が、より効果が高まると思います。いずれにしても、オススメの一冊です。
内奥の力に対する信頼を呼び覚ます
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人間の中にはとてつもない力が潜んでいると多くの思想家や成功者が主張してきました。
しかし多くの人はその力を眠らせたままで、不満を抱えながら生きているのが、現状では
ないでしょうか。本書は、その人間の中に秘められたちからを適切な方法で解き放つこと
を教えています。
建設的な精神で、しっかり人生を歩むためのコンパニオンとなる本です。
繰り返し読んで、活用したいです。
心はすごく大切!
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ブリストルの「信念の魔術」は戦前に出版され、26年くらい前に新装版で出版された名著で、いまも読み継がれています。
本書「信念の奇跡」はブリストルの珠玉の逸品。
私たちは目に見えるものしか信じようとしません。
とくにこのところの不況で「大型倒産」「解雇」「消費の冷え込み」「的外れな政治の主導」「国民のことを考えない政治」などで信じられるのはお金だけという悲しい世の中になっています。
ところで、目に見えない空気を吸って私たちは生きていますが、空気が5分間なくなってしまったら死んでしまいます。でも、空気にお礼を言ったことがありますか?
当たり前のように空気を吸って生きているからその有り難さがわからないのです。
心もそうでしょう。本書の中に「人は心に思う通りの存在である」と書いてあります。心は目に見えませんし、心にどれだけの力があるかを信じようとしない人がたくさんいます。それは、目に見えないものに何かを託そうとしても出てきた結果もあやふやで見えにくくなっています。
ブリストルは当時の世界恐慌のなかで、会社が破綻し諦めかけていたときに一筋の光を見いだしたのです。
今だからこそ理解できるブリストルの本書に込めた思い。
参考になるだけでなく、実践できるマニュアルにも近い読み物になっていますので、何かをあるいはすべてを諦めかけている人に最適な本です。
絶望ばかりしかない今の世の中ですが、絶望を希望に変える素晴らしい知恵が詰まっています。
解雇の時代に、救いの光をもたらす小さな名著
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「宝剣手裏に在り」などの禅語があります。ひとりひとり、既に
宝を手にして生まれきています。それは、信じる力です。しかし、他に
ないかと探し回るのが常です。青い鳥の童話のように幸せをよそで探そうと
するのです。目覚めるとベッドの横にいたりします。一番近くを
見ようとしないのです。著者も山のように本を読み、人を尋ね、TNTを求め
続けていました。トリニトロトルエン、当時最強の爆薬の略です。
全てを変革する力の例えのようです。それは、信念という魔法ですが、
使うためには、テクニックが必要です。本書にシンプルな説明があります。
この本は世界恐慌の中で、銀行の幹部だった著者が這い上がった記録でもあります。
精神的にもどん底でした。しかし、その中だったからこそ、悟りを開く体験をして
それを多くの人に届けたいと願って書かれています。
自分自身で気づくのが大事ですが、ヒントに満ちています。ホームレスの
状態からでも、這い上がれるという確信に満ちていたのです。
惜しみなく解決という恩恵と歓喜への道を、まだ苦悩の中にいる人に
伝えようという熱意に溢れていました。
時を超え、再び訪れた世界金融危機の中、最も必要とされる本と確信します。