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Times They Are A-Changin

価格: ¥938
カテゴリ: CD
ブランド: Sony
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プロテストシンガーとしてのディラン ★★★★★
散々語られている通りプロテストシンガーとしてのディランの魅力に溢れたアルバム。
中でも、表題曲の1、3、5、8、9が特に素晴らしい。
アートワークにも大きな変化が見られる、前作の当時の恋人スーズ・ロトロとのみうらじゅん曰く自らフライデー(笑)
から一転シリアスな顔をしたディランに“THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN'”という力強いタイトル。
ちなみに4曲目では恋人との別れを歌っているが、これはスーズ・ロトロのことだろうか?
9曲目、この曲は非常に興味深い。ご存知の方もいると思うが、ウィリアム・ザンジンガーは白人の青年で、
ハッティ・キャロルという黒人の女性を殴り殺し、刑にかけられたがたった半年という判決が下った。
そしてディランはこの曲で世間に問う。
まだ黒人差別が激しかった時代を象徴するものとして、黒人が大統領になった現在でも未来永劫、歌い継がなくてはならない名曲である。
このアルバム製作当時ボブ・ディランはわずか22歳という青年だった。
少なくとも今の22歳に反骨精神を持てと言われても無理な話ではあるが。
だからボブ・ディランはいつの世も評価され続けているのだ。
凡人が出来ないことを先頭に立って常に時代の先端を生きていた。ビートニクな詩の世界観は聴く者を時には励まし、
胸を締め付けられるような思いにさせられる。
時代の寵児として奉られることを嫌ったディランは自らをロックンローラーへと変貌させ、3枚の傑作を残した。
今までとは全く異なるフォーク・ロックと呼ばれるジャンルは歓迎する者もいれば保守的な者もいた。
それからもディランは音楽性を変化させながらコンスタントにアルバムを発表し、精力的にコンサートを続けている。
今年3月のZEPP大阪でのライブも素晴らしかった。
時代は変わる ★★★★★
この歌はピーターポールアンドマリーによって取り上げられて「風に吹かれて」とともに反戦運動の代表となっていった曲である。このボブディランがなぜサイモンとガーファンクルを筆頭とするフォークロックの最初のミュージシャンとなったのかは定かではない。私も大阪でディランを見たがエレキを片手にしていた。最初はギターひとつで淡々と歌っていたのだがこの一枚がそのころのディランをほうふつとさせる。ちなみにハ長調で演奏されている。
プロテスト・フォークの代表作 ★★★★★
64年発表の3rd。個人的にはボブ・ディランのイメージはこのアルバムの1.に集約されている。体制を批判する音楽というものはディラン以前にも以降にもたくさん存在するが、拳を振り上げるのでもなく悲観的になるわけでもなく常に冷静な立場で音楽を作ってきた彼ならではの説得力のようなものがこのアルバムにはある。このアルバムはプロテスト・フォークのアルバムとしても代表作であり、実際の事件をモチーフとした2.や9.を中心にそういうカラーの曲が多いが、それとはうって変わって4.や7.のように恋人 (前作のジャケに登場したスーズ・ロトロ) との別れを歌った曲もある。要はこの人にとってプロテスト・ソングとは言っても、決して体制に呼び掛けるのではなく、その言葉は個人的な思いであり、押し付けがましいものではないのだろう。そこが逆に説得力を生み今日まで高い評価を受けているのだと思う。このアルバムはディランの大表作であり、音楽ファンなら外してはならない作品である。そして歳を重ねるごとに聞く機会が多くなる作品となるだろう。
プロテスト・フォークの代表作 ★★★★★
64年発表の3rd。個人的にはボブ・ディランのイメージはこのアルバムの1.に集約されている。体制を批判する音楽というものはディラン以前にも以降にもたくさん存在するが、拳を振り上げるのでもなく悲観的になるわけでもなく常に冷静な立場で音楽を作ってきた彼ならではの説得力のようなものがこのアルバムにはある。このアルバムはプロテスト・フォークのアルバムとしても代表作であり、実際の事件をモチーフとした2.や9.を中心にそういうカラーの曲が多いが、それとはうって変わって4.や7.のように恋人 (前作のジャケに登場したスーズ・ロトロ) との別れを歌った曲もある。要はこの人にとってプロテスト・ソングとは言っても、決して体制に呼び掛けるのではなく、その言葉は個人的な思いであり、押し付けがましいものではないのだろう。そこが逆に説得力を生み今日まで高い評価を受けているのだと思う。このアルバムはディランの大表作であり、音楽ファンなら外してはならない作品である。そして歳を重ねるごとに聞く機会が多くなる作品となるだろう。

昨日よりも若く ★★★★★
と歌われた昨日の時代が,プロテストのプリンス時代の最後に発表されたこのアルバムの頃であろう。アルバムはそのジャケットの暗いムードのままに,世に存在する不幸で不条理な出来事を語り伝えようとしている。
この時の彼は明らかに老いた語り部のようでもある。
だが,旋律は美しく語りには説得力がある。
「時代は変る」「僕の船」の二曲は力強くピッキングされメッセージを歌い上げられているが,他の曲は幾らか陰鬱な語り調子で歌われている。「ホリス・ブラウン」は一家心中で結ばれ,八ッティ・キャロルは理由もなく殴り殺される。

「スペイン革」では恋人は戻る事もなく,「歩兵(ひょこ)」は見えない力によって操られている。炭鉱は閉鎖され,職を失って幾つもの朝を迎える。
それでも最後に「休みなき別れ」で彼は「へこたれはしない!」と力強く結んでいる。それがこのアルバムの救いであり,希望を感じるところでもある。

初期のディランが最も老成した時代に書いた傑作集,そう呼べるアルバムである。「ノース・カントリー・ブルース」から中川五郎は「受験生ブルース」をひねり出した。拓郎はハッティ・キャロルから旋律を借りた。日本のフォーク界にも大きな影響を与え続けてきた名作である。
彼のフォーク時代のアルバムの中では最もアーティスティックな作品だろう。