来栖けい氏が前年（2008年）にたべたものから、おいしかったもの２００皿をチョイスしてランキングしてある．食は好みが合って当然であり、来栖氏は圧倒的にフレンチ派なのだろう。ただ、ベスト10にラーメンがはいるってのはどうよ？そのわりにイタリアンは９位のイカスミパスタ？以外は５０位以下である．すしやお造り系もおおいが、これはいい店で食べればうまくてあたりまえ。素材が違うんだし．とにかく、２００皿というのは見ていくだけでも、胸焼けがしてくる。でも、これを食べにいきたいと思わせるものがない．これではガイドになっていない．料理は時期や素材によってかわってゆくので、一期一会難しいものである．ミシュランがもてはやされているが、京都・大阪版の評判はすこぶるわるい。巻末のお店紹介にあった京都で１星大神さんへいったが、すばらしくおいしかったし、値段もリースナブル。京都へ行ったらぜひまたよりたい店だ．だが、イルギオトーネはあまりお勧めできない．味もサービスもほめられたものではない（東京店も同様）。とにかく自分の舌で判断してゆくしかないということだろう。