火事になっても
★★★★★
著者の「怒らないこと」好きです。
数年前に出版された本だと思うのですが、
近所の本屋さんで新書の3位に入っていました。
スマナサーラさん、すごい。
この本は、幸せって何だろう?
どうやったら得られるの?ということがとても平たく書いてあります。
たぶん、小学生でも分かると思います。
そして、どんな時でも穏やかな、平らな心でいることの重要性を説いています。
たとえ、自宅が火事になっても慌てふためくことなく、
悲しむことなく、ただ淡々と後始末をすればいいのだ、と書いてあります。
見方を変えれば、救いがない本というか、
「もともと世の中ってそういうもの。あなたが夢を見すぎ」と諭しているような本なので、
時々現実を直視するのが辛いところもありますが、
「現実とはそうなのだ」ということをきちんと知るためにも
読んでおくといい本だと思います。
薄めで、中高生にも読みやすい本だと思います。