ジャズが聴きたい?ならこれを。
★★★★★
ホレス・シルヴァー・・・ピアニスト。ファンキージャズの第一人者にして、
アート・ブレイキー(ds)とのジャズ・メッセンジャーズで何枚もの名盤を・・・なんたらかんたら
とかいう説明なんて不要、聴けば分かる「これぞジャズ!!」、そんなアルバムです。
というのも、世間がジャズに抱いているイメージ=大人っぽい、洒落ている、渋い、といったものが一杯詰まっているからです。
例えばトラック1。速すぎず、遅すぎずのちょうどいいリズムにのって、気だるい感じのメロディが流れ出す。
ライナーノーツの引用ですが「心地よい高揚をもたらして」くれます。うーん、ジャズだ。
それだけではありません。シルヴァー本領発揮のトラック2、5のドライブ感あふれる2曲には思わず体が動き出します。
トラック3のバラードもお手の物。そして何より、名曲「ニカの夢」(トラック7)。これはとにかくカッコいいです。必聴。
最後に、このアルバムをより楽しむ方法として、「ホレス・シルヴァー・トリオ&アート・ブレイキー、サブー」も
一緒に買うことをオススメします。なぜなら、そのアルバムには「ホロスコープ」「ヤー」と2曲がこのアルバムとかぶっているからです。
そっちはピアノトリオでの演奏で、聴き比べると色々と発見があって楽しいと思いますよ。是非。
CDだけでも何枚も出ているが、MONOではつばいされたMONO
★★★★★
84042STEREOに振り分けたものも面白みがあるが、MONOにしてみることをお勧めする。
むつかしいことはない。LRまぜて、出すだけです。4042
マイナーだけど・・・
★★★★☆
60年作品。 BLUE MITCHELL、JUNIOR COOKのフロント、GENE TAYLOR :b、ROY BROOKS:ds。
Horace作品の中でもマイナーな部類に入る盤。
実際各演奏地味です。派手さは無い分、Horaceの巧さが目立つ。BLUE MITCHELLも手堅い。
そしてなんと言っても最後の「ニカの夢」。これはかなり有名な曲ですな。そして評判通りやっぱ良いです。
Horace印のファンキーな盛り上がりはあまり感じられませんが、じっくり聴くには良いかも。
ま、結局は所々で見せるHoraceのアドリブと、フロント2人の手堅く歌い上げるホーン、そしてタイトル曲と「ニカの夢」につきる1枚。