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Sonny Rollins With Mjq

価格: ¥960
カテゴリ: CD
ブランド: Ojc
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テナーサックスの巨人ロリンズがそびえ立つ ★★★★★
ソニー・ロリンズの初リーダー作。三つの異なるセッションから、本アルバムが構成されている。1曲目から4曲目までがMJQの4人ーJohn Lewis(p), Milt Jackson(vib), Percy Heath(b), Kenny Clark(ds)ーをバックにしたもの。1953年10月7日録音。マイルドで洗練されたMJQのサウンドとロリンズのラフで、骨太なテナーが好対照をなす。このミスマッチに最初は戸惑ったが、聞き込んで行くと両者のサウンドは程よく解け合い相乗効果を上げていることに気づく。"In A Sentimental Mood"はジャズの名演の一つだ。好き嫌いの分かれるとこでもあるが、初期ロリンズのテナーの男らしい骨太な音色に参っているので、残念ながらミルト・ジャクソンのヴァイブはどうしても興ざめに感じてしまう。
5曲目から12曲目が、二つめのセッションで、ピアノがJohn LewisからKenny Drew、ドラムスがKenny ClarkからArt Blakeyに変わって、ヴァイブのMilt Jacksonがアウトとなっている。前セッションから2年前の1951年12月17日録音。こちらの方がよりコアなロリンズのサウンドが楽しめるセッションだ。甘さを廃したラフなテナーが重たいブレーキーのドラムス、ドリューのブルージーなピアノと良くマッチしている。名曲"On A Slow Boat To China"での歌心は素晴らしい。
13曲目が最後のセッションで、1951年1月17日の録音。Roy Haynes(ds), Percy Heath(b), Miles Davis(p)。この日マイルスは、"Miles Davis And His Horns"を録音した後に、ロリンズ売り込みの為に、一肌脱いで、ピアノをプレイしたらしい。
多分、ロリンズのテナーの音が一番良く鳴っていたのはこの頃ではないだろうか。このスケールの大きく荒々しいテナーには本当に参った。
早熟の天才ロリンズのデビュー作 ★★★★★
51年のディグでイースト・コーストの若きバッパーたちが吠えたとき、彼らは不況の中であえぎながらも黒人ならではのジャズの可能性を追求する覚悟を決めたのではないだろうか。マイルス、ロリンズ、マックリーン、彼らはいずれも若く、豊かな才能を持っていた。ロリンズはスタン・ゲッツ、ズート・シムズといった実力派の白人奏者と大きく異なる、独自のトーンで、斬新そのもののソロを繰り広げる。本作で競演のM.J.Qはジョン・ルイスといういわゆるホワイト・ニグロ的感性をもったリーダーとミルト・ジャクソンという、ソウルの塊のような個性が共存するユニットだ。そこで奔放なロリンズが吹きまくる。早熟ながら、すでにロリンズの完成された個性はOn a Slow Boat to ChinaやMambo Bounceでエキゾチックな楽想をも自分のテンポとアドリブで料理する。初リーダー・アルバムとは思えない堂々とした見事な演奏だ。このレコードには51年2回と53年のセッションの3つのセッションが収められているが、いずれもモダン・ジャズの古典といえるほど素晴らしい内容に仕上がっている。そう、ここから天才ロリンズの快進撃は始まったのだ。
若き日のロリンズ! ★★★★★
ジョン・ルイスという人の、グランド・エンカウンターというCDに入っていた「ALMOST LIKE BEING IN LOVE」という曲が気に入って、他にこの曲やっている人いないかな?と探してみたら、なんと!ロリンズ大先生がやっているじゃありません!!しかも、モダン・ジャズ・カルテットとやってる!!(ピアニストがジョン・ルイスさん)

そして、驚嘆いたしました。第一声が高々と鳴り響いた瞬間に、完全に打ちのめされました。「か・かっこよすぎる!!」アップテンポな演奏に仕上げらレています。あまりのかっこよさに、次の曲にいけませんでした(笑)

さて、続けて聴いていくと、次に打ちのめされたのが4曲目です。かの有名なサキソフォン・コロッサスの2曲目「You don't know what love is」を彷彿とさせる、男の背中を感じさせるような硬派で、ダンディなバラード演奏、唯一無二のロリンズワールドです。もう、クラクラ。で、この4曲目までが、モダン・ジャズ・カルテットとの演奏で53年録音。

5~12曲目がケニー・ドリュー(ピアノ)、パーシー・ヒース(ベース)、アート・ブレイキー(ドラムス)との演奏で51年録音。ソリッドな感じの10曲目、メロディアスな11曲目、ラテンっぽい12曲目なんかも、良い感じです。

はて、13曲目はマイルス・デイビス(ピアノ)、パーシー・ヒース(ベース)、ロイ・ハインズ(ドラムス)とありますが?