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パリからのおいしい話 (中公文庫)

価格: ¥740
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論社
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美味しいもの好きに ★★★★☆
自宅で作るおもてなしフランス料理を中心にしたエッセイでした。
食卓から市場、それにレストランやお呼ばれしたゴハンの思い出が散りばめられています。
そして日本人から見たフランス人の不思議な習慣も面白かった。
ところどころレシピもついているので、簡単なものなら作れそう。
「緑のキャビア」ことグリンピースのバター茹でを作ってみましたが、まずまずの出来でした。
家庭でのフランス料理ってこんなんなんだ、と思ったり、食事の招待合戦が大変そうでもあり羨ましくもあり。
気合いをいれて美味しいものを作って、友達でも読んで楽しみたいと思いました。
ただしひとつだけ気になったのは、「おいしい」だけでなく「うまい」という表現でしょうか。我が家のしつけでは女の子がそう言うもんじゃないというものだったので。
まあ育った環境によりけりなので気にするところではないのでしょうが、何度も出てくるだけに気になったかな。
本当においしかった ★★★★★
この本を読み終わった後、すぐにスーパーにステーキ肉と、赤ワイン、チーズ等食材を買に走り、フルコースを作って、家族を喜ばせました。パリでの暖かい生活が、食を通して、生き生きと伝わってきます。戸塚さんのお宅に、私もお呼ばれされたくなりました。
フランス人は柔らかいものが好き ★★★★☆
 1989年の単行本の文庫化。
 フランス人と結婚してパリに住む女性が語る、フランスの家庭料理。
 ポトフやパン、チーズなど毎日食べるものを、日常の中でどう調達し、あるいはつくっていくか。さまざまな工夫や知恵が紹介されていて、色々と応用できそう。しかし、本書の最大の魅力はフランス人というものへの鋭い洞察にある。フランスで家庭を持ったことで、フランス人社会へと踏み込んだ著者。夫や、親類、友人、隣人たちに家庭料理を振る舞う必要が出てくる。フランス料理、日本料理など取り混ぜて試行錯誤していくのだが、やがて、フランス人がどのような料理を、なぜ、好んだり嫌ったりするのか、わかってくる。このあたりの分析が素晴らしいのである。
かっこつけないパリエッセイ ★★★★★
パリについて女性エッセイストが書いた本というと、
「かっこつけてる」「おふらんすかぶれ」「スノッブがぷんぷん匂う」
ものが多いと思いませんか?

だけど、この本は違う!
ちゃんと「日本人」として、しかしパリに根ざした人として、
仕事もするけど家事もする妻として、
本当においしいもの、読んでて作りたくなるものを紹介してくれています。

ポテトサラダ、ポトフーなど作ってみましたが、
どれも裏切られることなくおいしかった。

「ええかっこしいのパリかぶれの女の話にはうんざり!」
という人も、ぜひ読んでみて下さい。
得します!

美味しい ★★★★★
戸塚さんの本はとっても読みやすいと思います。
パリの情景が目に浮かび、読んでいるうちによだれが出てしまいます。