1曲目の｢チェンジング･パートナー」は「テネシー・ワルツ」で有名なパティ・ペイジの曲ですが　すっかりウェイウェウイ･ウー色に染め上がっています。妹のアミンさんとのデュエットは　さすがに声が似ていてどちらがどちら？　見事に溶け合っています。それがまた心地いい。
｢爽やかに　と言ってくれればいいのに「お酒のイメージでなくお茶のイメージで」と言われたんですよ」とご本人が笑いながらおっしゃってましたが　確かにお酒では味わえない　体感温度が下がる爽やかさです。
2.3.5は既にでているアルバムからの再録なので　3枚とも持っているWei Wei Wuuさんのファンは　2曲のために買うことになってしまいますが　それもやむなしでしょう。

季節にあった素晴らしい曲がＣＭで紹介され、それがきっかけとなって売れ出すことは多い。このCDのタイトル曲（チェンジング・パートナー）もその一つに加えられてもいいのではないかと思うほど、「すっきり爽やか」。まさに商品のイメージにあったシンプルでいて美しい曲である。ワルツの拍子にのったメロディーは、甘く切ない「テネシーワルツ」や映画の主題曲「いとしのクレメンタイン」に似ていて、もしかしたら作詞・作曲の際には参考にした（ちょっとパクリっぽい？）のかも知れない。ただ、編曲や演奏は現代風に新しく、それに中国の伝統楽器「二胡」の響きが加わり、絶妙なムードを醸し出している。歌詞そのものの内容は、あまりたいしたことはないが、ウェイウェイの美しい中国語で歌われているので歌詞の内容は気にせず、爽やかな雰囲気を楽しむには上々のCDである。タイトル曲以外は、おまけ的な感じがあるので☆は４つ。今後もサントリーウーロン茶のＣＭ曲に期待していきたい。