PCIも規格が出来てからしばらく経ち解説書も多くなっているが、それでもこのシリーズは全ての機能を系統的に説明している、という点でユニークである。特に信号とそのタイミングの解説の充実ぶりは他書にはないものがある。惜しい点は電気的条件の説明があまりないことだが、これまで書いてしまうとPCI規格書そのものになってしまう（気がする）ために止めたのだろうか。

ちなみに、私は製作したデバイスドライバの検証のため、この本を読んでPCIターゲットコントローラデバイスを作り、この上でテストして納品しました。