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落語名人会 (1) 古今亭志ん朝(1) 「明烏」「船徳」

価格: ¥2,039
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーレコード
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明烏 ★★★★★
いやぁ面白いですね。志ん朝はすでに30枚近く持っていますが、
最近はこればかり聴いています。毎日でも飽きない。
志ん朝の噺はもちろんなのですが、観客の笑いにも勢いがあって、
聴いているこちらまで楽しくなってきます。
落語で勝ち負けを論ずる無粋・・ ★★★★☆
・・を、敢えて冒しますと、ふたつの噺は八代目桂文楽師匠の十八番で、
存命中は他に演ずる者が居なかったそうです。

「明烏」はウブな若旦那がだまされて吉原へ連れてこられ、すったもんだのあげく、めでたく男になる噺です。
これは、特にサゲの「苦しくって」のあたり、文楽師匠を凌駕しています。

「船徳」はのんきな若旦那が俄船頭になって繰り広げるドタバタです。
文楽師匠バージョンは、遊びが過ぎて勘当された若旦那が船宿に居候している設定ですが、
そのへんを古今亭志ん朝師匠はさらりと流してしまいます。
「明烏」で廓遊びを覚え、ハマったあげく勘当されたと考えれば、ふたつの噺は繋がります。
なんとなく船宿にいるのは何か妙ですし、
乗せたお客のタバコの火が点かないあたりの演出も、文楽師匠の方が上手のようです。
☆5つだが、発売に問題あり。 ★★☆☆☆
 いたるところで指摘させていただいたが、この音源は、既に「新選独演会」シリーズの1巻として発売されており、完璧にダブっている。

 それはさておき、文楽十八番「明烏」に挑戦する勇気自体が、凄いことである。それだけでも賞賛に値するのに、文楽版が枝葉を切り取ってしまったのに対し、非常に丁寧に若旦那の心境を克明に描いている。めそめそ泣いているところを追い出されるときに「二宮金次郎」その他のギャグをふんだんに取り入れ、下げでの豹変との対比の布石を見事に描いている。
 文楽師匠は「甘納豆」で朝の源平衛たちの困惑を演出するが、ここでは梅干が使われている。「文楽師匠とは違うぞ」と言う意気込みの現われだと思う。
 下げの部分は、艶っぽさで完全に文楽師匠を追い抜いている。
 見事に、誰も手をつけるのを避けていた名作を復活させた。

 「船徳」も絶品。こちらは、小三治師匠の同時期の音源もあるが、小三治師匠は割りとあっさり全体を流しているのに対し、「親方に怒られる原因」として、そばの代金のギャグまで取り込んでいるのは、他に例がない。

 この二つの噺は、絶品である。絶対買うべきである。

人騒がせな若旦那 ★★★★★
 「明烏」は堅物で世間知らずの若旦那が父親の一計で遊廓に連れて行かれると言う廓噺。
 一方、「船徳」はわがままでやっぱり世間知らずの若旦那が川船の船頭になりたいと言い出し、周囲に迷惑をかけ放題と言う内容。

 対照的な性格ではあるが、いずれ劣らぬ人騒がせな二人の若旦那をまだ若い時分の志ん朝が見事に演じわけている。つくづく、この人は噺の上手い人だなと、唸ってしまう。 
 それにしても、志ん朝が演じるとどの人物も嫌みがなく、魅力的に描かれる。後味の良さが何ものにも代え難い。