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モントゥルーII

価格: ¥1,500
カテゴリ: CD
ブランド: キングレコード
Amazon.co.jpで確認
華麗に過激に突っ走る二度目のMontreux ★★★★☆
ドラムにMorellを得て二度目のMontreux
観客も待ってましたとトリオを迎えます。
録音も選曲も前回に比べて今ひとつですが、
演奏は悪くない。曲のテンポが早まり疾走する
Third Trio、 ぶっとく過激な三者のインタープレイ。
これもまたEvans Trioの魅力ですね。
リリカルでロマンティックなEvansも良いですが、
激しくかっこいいEvansのフレージングも痺れます。
Montreux1の様な広がりは感じませんが、走り抜ける
一陣の風の様な格好良さを感じますね。
これもまた良い盤です。
アルティメット・リマスター+SHM−CD仕様となっています。 ★★★☆☆
『アルティメット・リマスタリング+SHM−CD仕様』となっています。

個人的な感想ですが、少し粗い音質のように感じました。
元々の録音状態とかバランスとかが良くないのかも知れません。

高音が強すぎるのか、お客さんのざわめきや食事中のカチカチする音が気になって仕方がありません。
少し残念です。

まあただ、アルバム『トリオ65』よりもさらに攻撃的な『イスラエル』が聴けたので、そこだけには満足しています。
モントルー1よりぐっとくだけた雰囲気が好き ★★★★☆
エヴァンスのモントルーライブは1から3まである。ちなみに1、2はピアノトリオで、3はベースとのデュオとなっている。三作全部に参加しているのがベースのゴメスで、彼はエヴァンスと10年ほどつきあった。名作と誉れの高いモントルー1(正式にはBill Evans At The Montreux Jazz Festival)の二年後に録音された本作では、ドラムスがジャック・デジョネットからマーティ・モレルに替わっているが、決定的な違いはまず会場の雰囲気だと思う。1と同じくフランス語のメンバー紹介から始まるんだけど、マイクにノイズが大きくかぶったり、観客の嬌声らしきものも混じっていて、とってもくだけた雰囲気だ。前作が5つ星フレンチレストランとすると、本作はビストロ(フランス風居酒屋)と言った趣です。演奏内容も前作でのどこか一期一会の殺気だったような緊張感がなく、いつもの場所で気の置ける仲間との手慣れたルーティーンジョブという感じだ。だからといってそれが手抜きでマイナス要素に働いているわけではなく、緩やかで適度の緊張感の中での好ライブだ。エヴァンスもリラックスした雰囲気の中、ライブならではのカッコイイフレイズ満載で、ハイスピードで過去の名作を切り裂いて行く姿が圧巻だ。ゴメスは相変わらずだが、録音マイクが1ほど近くなくまあまあ聴きやすいですよ、雲様。モレルも中々良いドラマーで、少し無意味に叩きすぎのきらいはあるけど、エヴァンス、ゴメスとの相性も悪くないと思う。だが、残念ながらデジョネットほどの深さはやはり求められない。エヴァンスライブ作品中では中の上といったところか。大名盤ではないが、とっても聴きやすい親しみやすさが魅力的。選曲も渋めで、スタンダーズは一曲のみで自作曲3曲を含んでいる。よそいきではない普段着のエヴァンスがここにいると思うが如何か。
Very Early は何度も聞きたくなる ★★★★☆
1作目「お城のエヴァンス」と同じアナウンスの方によるメンバー
紹介から美しいイントロから始まる「Very Early」はこのアルバムを
買ってから、頻繁ではないけれども思い出したときにしばしば
聞いています。「I Hear a Rhapsody」のイントロも美しい。
門前仲町のタカノにて ★★★★★
Jazzを聴かなくなって5年もたった頃だろうか。何の用か門前仲町に行き、久しぶりだからとタカノに寄った。真空管アンプにアルテックのスピーカー。薄暗い店内ではじめにかかったのがこのアルバムだった。Very earlyが始まった途端、その美しさに圧倒された。Jazzを熱心に聴いていた時代、エバンスファンだった親父への反発と左手のコードバッキングのうるささが気になって、ぜんぜん好きになれなかったエバンス。しかしそのイメージはタカノで全く変わってしまった。あの昼下がりの、タカノの空気は懐かしいような輝きに満ちていた。それ以来、エバンスが好きになった。従ってこのアルバムは個人的に忘れがたいものなのだ。もうとうとうタカノもなくなってしまったようだ。あんな体験は二度とできないと思うと寂しくなる。