吉松さんはフィギュアスケートの恩田美栄さんのフリーのBGMとして使われていたので、はじめて知りました。
ものすごく印象的で名曲なのにまったく知らない、何なんだあの曲？という新鮮な感想でした。
田舎からはるばる名古屋のタワーレコードまで行って入手しました。アルバムを買ってみても、やはり特に良いのはBGMで使われていたMemo FloraのBloomとWhite landscapeです。
この2曲だけでもこのアルバムは不滅の価値があると思います。
吉松さんのおかげでクラッシックの名曲の数が今でも増えています、クラッシクファンの皆さん、評価の定まった昔のものだけが良いものではないですよ！
是非、聞いてみてください。
完成を目指して、困難にめげず健気に精一杯の努力をし続けている、そんな方々にはズンと心に入る曲ではないかと思います。

ピアノと管弦楽の為の一幅の絵画のような美しい作品。
ポピュラー音楽の魅力を知り尽くしそのエッセンスを
作品に反映させて新たな魅力を作り出している吉松隆。
自身漫画イラストにおいても才能を発揮しているなど
多才な側面をもつ。クラシックのいわゆる現代派に対し
自身の信ずる道を行く吉松隆。おかげでいまや当たり前の
ように存在感を漂わしている。
英Chandosがいち早く注目し、レジデンスコンポーザー
として迎え入れたのも納得である。
このCDではデビュー作の【朱鷺にささげられた哀歌】に通じる
ロマンティック且つ叙情的な側面が見事に溢れている。
彼の妹への思いがこめられた哀歌ともいえる作品には
特に胸を打たれて聴いた。
ピアノと管弦楽の組み合わせが決して派手なものでなく
しっとりと歌わせるところが魅力だ。
これを吉松のピアノ協奏曲だとうたわないところがとても素敵。
（レコード会社は別のようだが）
メモ・フローラというのは、中々良いネーミングと思う。
このCDは心静かに聴いていたい音楽。推薦。

プレイアデス舞曲につづく、吉松隆(作曲)&田部京子(ピアノ)コンビの美しい旋律が心地よいアルバムです。優しく流れるような独特のメロディーが心を癒してくれます。難しいことは抜きにして、ぜひ、リラックスしながら聞いてみてください。