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いま、会いにゆきます (小学館文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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イライラ ★☆☆☆☆
イライラが募り中盤あたりから斜め読みしてゴミ箱行きでした。
まず、文章の読みにくさ、テンポの悪さ、著者は本当にペンで飯を食っているのかそれすらも怪しくなるほど・・
物語のほとんどが会話で進むため、登場人物の姿かたちや心情の描写が非常に弱く頭に浮かんできません。映画の方は見たのですが、映像の方が活字よりも面白いと言う、稀に見る例だと思います。
泣けると言う友人の話を聞いてチャレンジしてみましたが、イライラの方が勝りそれどころではありませんでした。よっぽど夕暮れのニュースで見る高校野球のダイジェストの方が泣けました。
無駄・屑・ゴミ。まったく持って失敗しました。こんな物が世に出て評価を受けることが出来るのなら、自分にも小説家の道が・・・なんて事を中学生が勘違いしそうな一品です。
本当に無駄な時間を使いました。
純愛x親子愛=6週間の奇跡 ★★★★★
やられた。
もう、最後まで泣きっぱなし。

でも、悲しさ一辺倒という訳ではない。
むしろ、ちょっと救われた気持ちになる。

巧と、その子供の佑司。
がんばって生きている父子家庭。
そこへ、亡くなってしまった筈の妻の澪が、突然現れる。
そして。。。

ちょっとした、どんでん返しもある。

文体もストーリーもシンプル。
ページ数に比べて字数は少ないので、あっと言う間に読める。
それだけに、かえってストレートに訴えてくる。

とにかく、いい話しだった。
純愛物語 ★★★★★
優しく、温かい純愛物語です。心がすさんでしまった人、忙しくてピリピリしている人、必見です。
家族の絆、相手を思いやる心が感じ取れる作品です。儚く、美しい愛の物語。ぜひ触れて、心豊かにしてください♪
純愛物の名作では? ★★★★★
脳内に分泌される化学物質の異常から、記憶力が弱い、乗物に乗れない、映画館にも入れない、遠くに行けないなどの様々な障害を持つシングル・ファザー巧が、「雨の季節に戻ってくる」という言葉を残して亡くなった愛する妻に雨の季節に6週間だけ再会し、愛し合うという哀しい純愛の物語。

評価は、いろいろあるけど、大好きな物語だ。主人公、巧の語り口は、まるで、サン=テクジュベリーの「星の王子さま」のように優しく、無邪気で、気取らない知恵をもっている。サン=テウジュベリーが『子供であることをやめたと思い込んでいる』大人に対して物語を語ったとすると、市川拓司は、無欲で、正直に、一生懸命生きている普通の人々の素晴らしさを語ったんだろうな。そこに本当の愛と幸せがあると。

21世紀は物質文明の時代で、物質文明は合理主義と個人主義を生み出し、僕たちは常に損得を意識し、他人との差異が気になってしょうがない。そんな人々の間では愛の飢えはあっても、真の愛なんてないのかもしれない。

普段の生活で忘れている『普通である』こと、『欲張らない』こと、の中に真の幸福があるようなことを気付かせてくれる小説です。映画同様、少し切なくて、心が温かくなります。「I am Sam」なんかの映画が好きな人は、間違いなく気に入るのではないか。
綺麗な綺麗な物語 ★★★☆☆
愛するということ。
今傍らにいる人物への自分の気持ちを
見つめなおした。

些末な引っかかりで
独善に陥りがちな自分を
後悔。

これは、
綺麗な綺麗な物語。