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ヨイコノミライ完全版 1 (IKKI COMICS)

価格: ¥650
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
Amazon.co.jpで確認
映し出されるのは、心の闇。 ★★★★★
『ヨイコノミライ!』の第1巻。
とある高校の漫画研究会はいつものように創作活動もせず、ダラダラとだべりの場と化していた。そんな状態をどうにか打破したいと考えた部長の井之上はある女子生徒と出会う。だが、彼女が部に力を貸すことで徐々に部は崩壊していく・・。

秀作です。
のんべんたらりな漫研にやってきた青木という少女によってその彼等にとっての居心地の良い場所が、人間関係が壊れていくというのがおおまかな内容なのですが、この軋んでいく展開が実に恐ろしく、ヤバさというか怖さとかそういうものを感じてしまう。作品の特徴としては個々の部員の持つ固執した価値観や中途半端さが描かれ、それを青木さんにその深層心理につけ込まれ蝕まれていく姿がとても痛々しく、この崩壊が止められるのかどうかが気になる。見所の一つとしてはこの青木さんが何かの理由で漫研(というか漫画)を憎んでいる様子も描かれており、彼女にも存在する「なぜ?」という心の闇の部分もクローズアップされているのも興味深い。人の底にある陰と向き合い、それに対して真正面に追求され心のあり方を知る秀作。

簡単にいうと『げんしけん』の真逆バージョンと言って良い。
これは元々ウェブコミックで全4巻のはずだったが、会社倒産でラストは完全版に収録されている。
私はデザイン的にこちらの方をオススメ。もちろん中身もオススメ。
いた〜いオタクの青春群像  ★★★☆☆
最後まで読むと星5個
でも最初のうちはまだまだかな〜って思います。
ヒロインの「あいつらの夢を壊してやるわ」ってな感じの行動の理由がちょっと不透明で、
もうちょっと書き込んで欲しい気もしたが、『悪徳の栄え』を読んでる気がした。
オタクの行動が痛々しくってみてらんない。(そこがおもしろいが)
自分達は一般人たちに阻害されてると言いながら、自分達も同じような行動をする…etc

思春期の未熟な人間達の群像劇ですので、痛々しい作品。
でもこういうのって思春期の人間にはお勧めかも
題材や切り口は好きだけど ★☆☆☆☆
全4巻読みました。
題材や切り口は好きだけど、結局の所「作者達が何を言いたかったのか不明」これに尽きます。
淡い夢と期待を膨らませ作り手に憧れる少年少女達。
オタクの大半を占める受け手側の希望と挫折を生々しく描いていますが
その実、女性オタ大半がどこかで体験している「あるあるネタ」を並べただけの
「腐女子ダーク4コマ漫画」で語り尽せるレベルの話。
それだけでしかないような。

ヒロインもかき回すだけかき回して、取って付けたような薄っぺらな背景を説明して終わります。
これなら2巻目くらいでヒロインの背景を説明して
最終巻でもうちょっと広げられなかったのかな、残念。
げんしけんのような話を期待するとがっかりしますが
暗部を読みたい方ならいいのかも。
私は嫌いです。
とにかく「とっても苦い」マンガ ★★★★☆
★特徴★
もしマンガに味があるとすれば、この作品は間違いなく「苦い」と感じるモノでしょう。ほぼ全てのキャラが、話の展開が、セリフの一つ一つが、モノローグの全てが、とにかく「苦い」。あまりに未熟な登場人物たちに苛立ちを覚えますが、これはある程度自分と重なるところがあるということでしょうか(苦笑)。ヲタクの人に是非読んでいただきたい作品です。
★よいと思った点★
根底のテーマは「ヲタクの危うさ」であり、見方を変えればアダルトチルドレン問題そのものを取り扱っているといえるでしょう。名作「げんしけん」のテーマ「ヲタクの中の普通の人間っぽさ」とは対照的で、非常に興味深かったです。
★よくないと思った点★
はっきりいってキョーレツです。グロテスクな描写はあまりありませんが、読んでいて気分が悪くなる方もいるかも。キャラクターの人間関係からこの「味」を作り出したのは特筆に値しますけどね。このマンガを読んでいて本当に辛いと思うのなら、自分自身を省みてみましょう(笑)。
全巻読み終わると星5つ ★★★☆☆
 私の勝手な感想ですが、この作品、全巻読み終わってこそ真価が発揮される
のでは無いでしょうか。

 根拠のない夢を語る漫研のメンバーに、現実と言う壁を見てきた一人の美少女が、
少しだけ人の背中を押してやる事で、徐々にそのぬるま湯な関係・立場が崩壊して
行き、ドロドロの人間関係を奏でて行くストーリーなのですが、イタイです。

 特に、何かしらの作品を作ると言う作業をした事のある人には、作中語られる
セリフが痛すぎるのでは無いでしょうか。

 そして、この作品の真価が発揮されるのが、最終巻である4巻のヒロインの
セリフの数々。3巻までの伏線を拾う重い物もあれば、今まで抱えていた自身の
闇を振り切る解放の言葉だったり……

 それから、4巻では登場人物のそれぞれの結末がきちんと用意されています。
 ぬるま湯から出られないもの、傷ついた先にしか手に出来ない物を手に入れた
者。自らの殻に堅く閉じこもる者。未来を切り開こうとする者などなど。

 1巻はただイタイだけの話かと思っていましたが、やっぱり4巻まで読み終わ
ると、そのすごさが解る一冊だと思わされる作品でした。
 そりゃ、奇跡の復刊もうなずけます。