一見説明が多く、わかりやすく思えるのですが、実際に読んでみますと余計な情報や説明が目につきます。図表もそれほどわかりやすいとは思えません。かなり昔の予報士試験に微分方程式が出ていたので、微分方程式にもスペースを割いていますが、最近の予報士試験では出ません。私は何冊かのテキストを読みましたが、結局は別のよくまとまったテキストの方をメインにしました。なお、このテキストは例題が比較的多いので、例題だけを拾っていく方法はおすすめします。

難易度は中程度だと思います。ほとんどの項目が2〜3ページにまとめられていますので、常に持ち歩いて隙間時間にちょっとずつ勉強するのには便利です。私の持っている他の気象予報士試験の参考書に載っていない項目も多々あり、より広い内容が勉強できて満足しています。初心者にはちょっと難しい部分もあるようですので、他の参考書で基本的なことを一通り勉強した後で読むと良いでしょう。特に試験直前の要点確認にはお勧めですね!

姉妹書の「速習テキスト　実技編」とセットで使用するために購入しました。学科で押さえておくべきポイントを過不足なく網羅。だいたいの項目が見開き2ページほどでコンパクトに解説されているため、試験でカバーされる範囲のイメージを素早く掴むには最適です。ただ、その分問題数は少なめなので、他の参考書や問題集・過去問などによる補完が必要です。