前作はドライブ感あるポップ＆フォークロックという感じでしたが、本作はいい意味で力が抜けて落ち着いた歌を聞かせてくれます。本当に澄んだいい声をしていて、こういう歌も合うんだなという発見があります。
　ただし前作同様のハイトーンを生かしたテンションの高い曲も期待していただけに、打ち込みによる平面的な音作りと、べったりした歌の乗せかたに拍子抜けした感はあります。
　彼女の得がたい才能をどのような表現で生かしていくのか、また、彼女がどうなりたいのか…。いい声を聴き続けたいので、あせらず答えを出していって欲しいと思います。

曲は良い出来だと思います。ただ充電期間が長すぎたせいか、宇浦冴香の存在自体を忘れてる人が多いのです。(実際にネットで見かけました「ああそんな人いたねぇ確かに」みいな)
これは嘆かわしいことです。(まぁミニアルバムはある程度有名になったアーティストでも売れにくいですけどね)
以上の理由から充電期間はヒットしたアーティストでないとやっちゃいけない...って今更遅いですけどね。こうなったら次作以降の、作品の出来はもちろん、Beingさんの宣伝次第ですね(マジで)
自分はこれからも見守っていきますよ。

前作から非凡な才能で難しい歌も完璧に
歌いこなしていましたが、
良い意味で洗練され、パワフルさもまし
様々なタイプの曲を歌いこなして、何度聴いても
新たな発見があります。ミニアルバムなのが
惜しいくらいでしょうか。
彼女の声域は本当に特殊で抜けが良いですね。
前作同様お勧めです。

B'zの稲葉浩志プロデュースでリリースされたアルバム｢Juke Vox｣
あれ以来、全くリリースがなく、1年半ぶりの新作として発表されたのがこの｢DICE｣
前作の完成度が素晴らしかっただけに、ブランクもあいている中でどうなるのか不安でしたが、全然心配無用でした。
｢現在進行形｣なんかは当時のアルバムに収録されていても遜色ないくらい出来が良い。
遊び心という点では｢Juke Vox｣に圧倒されてしまうのですが、完成度で見れば全然変わりません。
宇浦自身が成長している分、今作のほうが良いかもしれません。

全曲今回は作詞している宇浦ですが、｢LAST TEEN｣は等身大な歌詞で、同世代の自分もかなり気に入りました。