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世界の歴史〈20〉近代イスラームの挑戦 (中公文庫)

価格: ¥1,600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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イスラムの歴史について無知だったことを思い知らされる ★★★★★
文庫版の『世界の歴史』シリーズ第2弾。

10年以上前にも読んだのだが、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロからイラク戦争が勃発し、なお紛争中の今、読むとまた違った思いがある。

イスラムと西欧の関係は、この本に書かれている18世紀、19世紀から続いているものなんだ。特にロシアとチェチェンの紛争とか、話は知っていたが、この本を読むと根の深さが分かる。

それにしても、いかに自分がイスラムの歴史を知らないことか。確かに学校でも世界史は西欧の歴史が中心だったもんなぁ。と言い訳してもダメか。
イスラームの課題 世界の課題 我々の課題 ★★★★★
 世界史上輝かしい文明を誇ったイスラームであったが、物理的に強力になった西欧のインパクトを受け、危機に立たされた。その経済システムに組み込まれ、植民地化、半植民地化を余儀なくされたのだ。
 本書は、この危機に彼らがいかに立ち向かったかを論じる。なかなか日本人にはなじみがない地域であるが、山内先生の筆は啓蒙的でわかりやすく、目からうろこが落ちることが多い。彼らは近代的ナショナリズム形成を試みたり、政教分離をはかったり、あるいはイスラームの原理に復帰したり、対応は様々である。
 ある程度成功したものもあれば、苦難の道をたどったものもある。そして今日の紛争やテロなど問題の多くは今も続いている。それはどこか遠くの世界の話ではない。本書はイスラームと西欧、日本のいわば三角の視点から描き出し、問題を問いかける。