そっと寄り添うような
★★★★★
流れていることを忘れそうなほど、そっと寄り添うような音楽。
何度聴いても飽きることがなく、何度聴いても新鮮な空気を感じる。
4曲目が特に好きです。夕暮れの明かりが目の前に浮かんでくるよう。
ネオンが似合うぜ
★★★★☆
いきなり1曲目から、キリンジの"雨は毛布のように"のメロディが出てきて、驚いた。
日本でも屈指のAORコンビのキリンジも、このメロディが頭に染み付いていて、使わずにはいられなかったのだろう。さすが、AORを代表する一枚と言われるだけのことはある。75年の作品だが、時が経っていてもアーバンな気分にさせてくれるのはさすがだ。全くやりすぎない中庸の美学というものが、ここにはある。
逆にいえば、アルバム全体を聴いていると、あまりにインテリジェンスさを崩さないので、多少、平板に感じてしまうという面もある。ただ、アルバムを常に通して聴くわけではないし、ドライヴなどで、騒音のなかを静かにこれが流れていると、たまらなく美しい。あくまで流れていくことを意図して作られた究極の音楽。
ふと思い出した時に聞いています
★★★★★
何の音楽を聴こうか迷った時に,ふと思い出したようにこのアルバムを聞いています。彼にしか出せない独特の雰囲気の歌声とクルセイダースの三人とドラムのジョン・グァーリンのリズム隊にサンボーン,ブレッカーらが作り出すサウンドを聞くと,いつも何かホッとした気分になれます。特にジョー・サンプルのエレピの音が心地よく耳から離れないのです。マイケルのベストアルバムはこのアルバムとSLEEPING GYPSY ですね。甲乙つけ難い。
This is Mellow Sounds!
★★★★★
一曲目の「Night Moves」、これに尽きます。Larry Carltonの泣きのギターがこれでもかって位あなたの部屋を満たしてくれます。マイケルにとってもLarryにとってもベストテイクでないでしょうか。これにJoe SampleやWilton Felder、等Jazz Fusion界の超大物ががっちり脇を固めており、もう言うことなしです。この曲から、jazzとpop,rockの融合、Cross Over Soundが誕生したといえるまさに歴史のページを飾る名曲、名アルバムです。