1990年ｵｯﾄﾏｰ･ﾘｰﾊﾞｰﾄのｱﾙﾊﾞﾑに魅せられて以来、
Armik/ｵｽｶｰ･ﾛﾍﾟｽ/NovaMenco/Antonio Cobo/ｼﾞｪｼｰ･ｸｯｸ/Obo+Jorge/Paco Nula
ｶﾙﾛｽ･ﾓﾝﾄｰﾔ/Daniel Navarro/Govi/Strunz & Farah/Willie and Lobo/Lara & Reyes
Eric Hansen/Songhai/その他、数多くの、所謂ﾌｭｰｼﾞｮﾝ･ﾌﾗﾒﾝｺ - Flamenco Nuevo
-ｸﾛｽｵｰﾊﾞｰ･ﾌﾗﾒﾝｺとの冠をかぶせられた＝ｸﾗｯｼｸなﾌﾗﾒﾝｺ･ｷﾞﾀｰのﾊﾟﾀｰﾝから独自の
展開を見せるｱｰﾃｨｽﾄのｱﾙﾊﾞﾑを聞いてきて､10年ほど前にAmigoの＜ｲﾃﾞｱｽの街＞
のTres Notas para decir te quieroに行き着いたとき、このｼﾞｬﾝﾙの多くのｱﾙﾊﾞﾑ作品の
中の一つの極みに到達した、と感じた記憶があり、それは今も変わっていない。
Aurora Vargas(歌）とDaniel Navarro(ｷﾞﾀｰ)の、これも傑作（と私は思っている）cancion
とGuitarraのｺﾗﾎﾞ･ｱﾙﾊﾞﾑなどに少なからず嬉しい影響を与えてくれたと
信じている。（←勝手に...)

本ｱﾙﾊﾞﾑもそれは同じ。やはり頂の一つ。どの曲も、何時もの様に何気なく始まり、
気づくとｲﾒｰｼﾞが奔流の様に押し寄せる世界に絡め取れれている、と言う感じなんだが...
やはり、他との大きな違いはcancionの使い方の上手さ。
Amigoも43歳、＜ｲﾃﾞｱｽ>から、更に＜まろやか＞になったと言うべきか、より＜ﾎﾟｯﾌﾟ>
に成ったと言うのか、非常に良いです。
もともとﾌﾗﾒﾝｺは歌って楽しむものだったのだから...