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名乗れ!今こそ大英雄―新ソード・ワールドRPGリプレイ集〈10〉 (富士見ドラゴンブック)

価格: ¥651
カテゴリ: 文庫
ブランド: 富士見書房
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無茶だ! ★★★★★
プレイヤーの演技力、というかロールプレイング力を試す厳しいセッションに見えました。
すでに物語で登場している人物(ラヴェルナやローンダミス)を演じるというのは自分で性格を作っていない分難しいと思うのです。

これは「あーあ、しらんぞ」というレベルで徹底的につぶすことで見事にやっちゃってしまってます。

GMの構成力および、プレイヤーの能力の高さを感じさせられますね。
遂にフィナーレか・・・(感無量 ★★★★★
10巻というリプレイ集では前人未踏の二桁を刻んだへっぽこーずの冒険もこれが最後。
巻頭の見開きカラーイラストはSW短編集などにも登場したゲストキャラを交え、まさに“オールキャスト”の一枚絵。
ここに描かれている人全部解ったら、胸を張って『へっぽこーずファン』を名乗って下さいw
(ちなみに自分は二人解りませんでしたw ハーウェン導師の隣の人誰? ヒースの後ろの黒髪娘はヒースの初恋の人?)

さて、肝心のリプレイですが、前巻でミッション失敗してしまったためにオーファンは一大事。
そして予想だにしなかった豪華ゲストが登場。
敵もついにモンスターレベル10。
NPCも含め最大九人パーティーなど、色々と最終巻にふさわしい一冊だと思います・・・が。
やっぱりこれで終わりっていうのは寂しいなぁ。
なによりGMもPLも「またやりたいね」なんて事言っているので、外伝が出たりする?なんて期待してしまうw
最終巻なら後を濁さないでくれ!(血涙

というわけで“最終巻”としては星4つ、かな。
とりあえず、今はへっぽこーず二冊目の長編に期待していますw

とりあえず幕引きですが ★★★★★
「へっぽこーず」が好きなら、当然“買い”の最終巻!
ソード・ワールドリプレイ史上最長の10巻を記録した「へっぽこーず」。ついに完結ですが、テンションの高さはまだ続くのではないかと思わせてくれます。
今回は「世界最強のカポー」こと、ローンダミス&ラヴェルナを加えると同時に、パーティを2分割して、女性キャラが多く華やかな「表」と、むさ苦しく潤いがない“漢組”の「裏」という、ゲーム世界中では同時進行のシナリオをそれぞれ演じるというユニークな形のリプレイも収録。
伝説の2人も、へっぽこーずのプレイヤーが担当すると、かなり下品なキャラになってしまい、それがまた笑えます。
TRPGをする人もしない人も、お気楽冒険ファンタジーが好きなら、シリーズまとめて絶対おすすめ!
綿密な話を作るくせして思い切り抜群の筆者です。 ★★★★☆
お話は、前回思いもよらなかったアクシデントで失敗したお仕事のラスボスに再度チャレンジというもの。
ひとつひとつの伏線を丁寧に丁寧に拾って、綿密なゲーム背景を作り上げる手腕は相変わらずお見事。
そしてそんな丁寧に作ったシナリオを、PCたちの行動によっては物凄い思い切り良く切り捨てていくのも相変わらずです。

けれど、まさかまさか、いいんですか?!と叫びたくなるあの方とかあの方とかを、ゲストのPCとして出しちゃう思い切りの良さは脱帽。
ついでに中の人が透けて見え、清々しいほど壊れていくあたりはプレイヤーさんたちにも脱帽
(色々とがらがら音立てて崩れ落ちましたよええ…漢組を率いた彼の、狙ったような抵抗1ゾロとか)。

話の整合性に無理がなく、読者が納得できる上に、思いもしなかった楽しいことを仕掛けてくれる、秀逸な出来のお話です。

難をひとつだけ上げれば、最終話が最終話らしく締まっていない、と感じてしまうことでしょうか。
なんとなくぼんやり感が残ってしまって。
確かにイリーナたちの人生は続きますけど、最終巻のお話としての締まりはもうちょっと印象残して欲しかったです。
なので星四つ。
まあこれは、ここまで大変楽しく上質なものを書いてらしただけに、要求が上がってしまっている、読者のわがままかもしれないですね。

ともかく買って損のない一冊なのは確かです。

ついに本当の最終回 ★★★★★
ソードワールドRPG・へっぽこシリーズ最終巻。
スゴいことになっています。……むしろ、とんでもないことになりました。ソードワールドの舞台であるアレクラスト大陸の英雄2人が、プレイヤーキャラクターとして頭を抱えたくなるような大活躍ぶりを発揮しています。さらに、過去のNPCもプレイヤーキャラクターとして参戦し、最終巻とはいえ、過去に類を見ないくらいの大盤振る舞いになっています。
積み上げてきた「10」という数字。それこそが本作の面白さであり、何よりの財産だと思います。そして物語は、その数字を裏切らないくらいの盛り上がりを見せてくれます。本作は、過去のどのソードワールドRPGリプレイよりも面白い珠玉の1冊だと思います。
第1巻『進め!未来の大英雄』に始まったこのシリーズ。へっぽこたちが真の大英雄になれたのか、ぜひその目で確かめてください。