このペラペラーズのシリーズは、頭脳戦(+巧みな話術)がメインのシリーズ(力押しがメインだったヘッポコーズとは正反対のシリーズ)と言えるでしょう。
キャラクターの能力+習得技能、それ故に駆使しなければならない策略・・・これがペラペラーズのアイデンティティ、彼らの魅力・面白さであると、思います。
とは言っても、「TRPGと言えば、メインは戦闘!ガチバトルだ!」とお考えの方には、物足りないと思います(特にヘッポコーズの活躍を知っている方には)。
正直なところ、私も、そう思っていました(特にNEXT1・2巻を読んだ時は)。3巻でようやく共感を持てるようになりました。
このパーティが持つブラックさも、チームのアイデンティティと思えるようになったのが、最大の要因ではないかと思いますが。
・・・それにしても、お嬢様という設定のベルカナですが。
彼女の肩書きの変貌が凄まじいです(『お嬢様かどうか怪しくなりつつある』通り越して『一見お嬢様風』とまで言われる状況に/笑)。 性格も、『生真面目で上品』だったはずが『毒舌に加え饒舌、そして狡猾』と、暗黒面が強化されている気が・・・今後の展開は彼女に注目、かもしれません(笑)。