パットのギター、メイズのキーボード、そしてペドロ・アズナールのボーカルが渾然一体となって電子のように飛び回る音楽を再び聴けないのだろうか?残念で仕方がない。
でも、集中して一曲づつ聴くと、雰囲気のあるメロディとアレンジ、アントニオ・サンチェスのテクニックを感じさせないテクニックのドラムや、パットのギター、控えめなライルのピアノ、などなどグループとしての調和が保たれてる故の第一印象であったことに気付かされます。
2,3,4,5,6,7と静かに盛り上げてきて8で少し休み、最後の9で泣かせます。
通してひとつの流れを意識した曲構成になっています。
個人的にはスローなテンポで心温まるボーカルの5曲目You,一転して
アップテンポで元気が出てくる,心躍るメロディーの6曲目On Her Way
の2曲の流れが好きで何度もかけています。