素晴らしい本です。
★★★★★
海賊を含む海民達が近隣諸国ばかりか、遥か西洋まで航路を伸ばして、異文化交流をしていた事を知り、我が祖先だった松浦党に対する誇りを感じる事ができました。私の父は、顔中に濃い巻き髭を生やし、しかも、それが赤色をしていました。だから、恐らく、西洋人の血が混じっていたと思われます。私も、その髭を父から貰いました。今赤い部分は白くなっています。
私的な事は別にして、この本を読んだお陰で、日本は、その歴史において、国全体が危機に直面する度に、海民達がどこからか現れて立ちあがり、血を流して死んで行き、そして国家を救い、平和になるとどこかへと消えて行く、そういう思いを抱きました。
ですから、これから日本が直面するであろう国家の危急存亡の危機において、そろそろ海民達がむくむくと起き上り、日本を救うために死を恐れずに活躍するであろうと予感しております。
この本は、実に素晴らしい。