アメリカの聖地セドナのスピリチュアルリーダーの薦めで読みました。良い本です。暖かいです。まるで恋人に恋焦がれるような恋慕の情を起させる本です。それは、地球という生命体ガイアに対しての強い情熱と共感、愛が全篇に溢れていて、だからといって浮ついているわけではなく、しっかりと地球という場所に根付いた霊性の話しだからです。エコツーリズムがやっと認識されてきた昨今、自然と人間が共生することの大切さ、人間の霊性進化、開花には自然と語りあい、感じあうことが何よりも大切であるということが確認できる、その確認できることが、暖かいのです。動物、オルカなどが、高い知能によって人間と交流することができることの実証。著者の鋭いけれども、暖かい洞察力。決して感情的な強い訴えかけがあるわけではなく、表現者として客観性を保ちつつ、それでいて"命”の熱さを浮き彫りにしていく話。生きるとは楽しく、美しいことだと思えます。

面白かった。

各界で超人的活躍をする人たちに取材し、撮影される映画「ガイアシンフォニーシリーズ」の創作秘話。こんなにシンクロニシティを体験する人も珍しいと思うけれど、やはり世の中に求められているような仕事をする人というのは、状況がその人を助けてくれるようになるのだなと思う。

地球の魂はすべての生き物と繋がっているのではないだろうか。
巨大なトマトや親をなくした小象を育てる象の話を読みながら、感じていた。
また、シャーリー・マックレーンをめぐる不思議なエピソードには、目に見えない力を、ダライ・ラマ法王との語らいに人との出会いの不思議を思った。
このエッセイには心で想うことが現実となる出来事が綴られている。

魂のつながり、人間の可能性を見つめなおす佳作である。