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外国映画ぼくの500本 (文春新書)

価格: ¥998
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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スクリーン連載時と点数の違うのもあります ★★★★★
スクリーンに連載していた時と
若干違う点数になっているのがこの本のいいところです。

例えば「ゴッド・ファーザー」なんかは
スクリーン連載時には☆☆☆★★だったのが、
その後の世の中の評価と、改めて見直して、この本では
☆☆☆☆にしています。

本当の意味での公正な判断をしている映画評論家の第一人者だと
感じさせてくれるところです。
あくまでも双葉さんの500本 ★★★★☆
1960年代までは、いつも「スクリーン」誌の「ぼくの採点表」の採点を参考にして、見る映画を選んでいましたが、双葉さんの採点に納得がいかないということは、まずありませんでした。番組名は忘れましたが、NHK の FM 放送でも、双葉さんや淀川さん、飯島正さんなどが出演されている映画批評の番組を毎週聞いておりましたが、一番客観的かつ適切な批評をされるのが、淀川さんと双葉さんだったという印象があります。
70年頃からは、あまり見たい映画が無くなってしまって、映画館から足が遠のき、「ほくの採点表」を見ることも少なくなってしまいました。
そういう意味で、私にとってはこの本は、昔の映画全盛期を思い出させてくれる、懐かしい本であり、また私が知らない映画を見るときの、良い参考書でもあります。
内容は基本的に当時の「ぼくの採点表」と同じですが、ご本人も書いておられるとおり、「ぼくの採点表」の採点と異なるものがかなりあります。
また、本書で扱われているのは、古今の映画の BEST 500選ではありません。あくまでも双葉さんの500本ですから、当然のことながら双葉さんの好みがかなり強く反映されているように思います。例えば有名な監督の作品について言えば、トリュフォーやフェリーニ、ベルイマンの作品などは沢山扱われていますが、ゴダール、アントニオーニ、アラン・レネなどの作品は、殆ど収められていません。また、東欧の映画など入っていません。もしかしたら、商業ベースに載らないような映画は、「ぼくの採点表」で扱うことができなかったということなのかもしれません。
DVD購入の手引きとして最高! ★★★★★
昔の映画のことを調べるとき、辞書代わりとして重宝する、500本の名画を厳選したシネマガイドです。1910年生まれの双葉十三郎氏の映画の選び方は意外とオーソドックスで、読んでいるうち、この本の母体となった「僕の採点表」(全6巻)も読んでみたくなりました。
氏の映画歴史観にはまったく脱帽です。 ★★★★★
 ほぼ一世紀の歴史を持つart、「映画」について今後も含めてどのように向き合っていけば良いのか考えいた末に、やっと本書に出会えました。僕のよき相談相手になっていただいた本書もご紹介させてください。感銘を受けたのは氏の成長ちから語られる貴重な映画論の数々です。氏もほぼ一世紀のお歳で映画の歴史とほぼ同時進行しているので、ある種哲学書を読んでいるかのような気分にさせられました。最も印象深かったthemeは、映画の栄枯盛衰を年代で分析されており、戦前の映画は未開拓的な夢と手製の技術、戦後の60年代までは手法の限界とrealism。そして、僕がこれまで腑に落ちなかった氏の評価が70年代以降どうして下降していったのか、という謎がここで明らかにされており、大いなる感銘を受けました。もはや映画自体が別の方向に独り立ちしていった感もあり、評価は個人相応自由という原則も語られた上で、もしかすれば近年、2000年以降の映画、若しくは音楽も含めてその評価水準を新時代に適合させていかなければならないかも知れません。映画funの方必読!!